天気予報を見て「朝間詰めは大丈夫かな」と、判断する。
しかし、この私の判断は、間違いだった。
天気予報では「海上では、南西の風がやや強く吹くでしょう」と、言っていた。
最近の風は、9時頃から吹き始める事が多い。
其処に、ある程度の期待をしていたのだが…。

大島の内場を通って、灯台を過ぎる頃から波が出ていた。
船が進みながら、船底が波を 叩く。
「波があるし、風が強いな」
そう思いながら、水島の内場に着いた。
下り潮が流れているが、南西の風に押し戻されて船がその場に止まった状態。
「風に押されていますね」と、中嶋さん。
南西の風に押され、ウネリも高くなっている。
少しでも、危険は避けたい。
「内場に戻りましょう」
ウネリと風を警戒して、内場に戻る。
その頃になると、雲の流れが怪しくなってきた。
雨雲が近づき、雷が聞こえ始めていた。
スマホで、雨雲の流れを調べると、こちらに向かってくる。
雷も、光っている。
雷鳴が段々と、近づいてくる。
「ここは、雷を警戒した方が良い」と、思った。
「申し訳有りませんが、今日は、帰ります」
と、簑原さんと中嶋さんに告げる。
お二人には「私の判断ミスです」と、帰港の了解を頂く。
時化た海上で、雷が鳴るのは恐ろしい。
午前7時前、大急ぎで港に帰った。
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