癌研有明病院②

２００７年６月末に、癌研の初診を受けました。
手術を待つ患者さんが大勢いるので、２ヶ月程度は待たされると言われました。
結果的には２ヶ月半待たされました。

待たされている間に、癌が進行して取り返しがつかなくなるのではないかが心配でした。
一般的な乳癌は、２ヶ月程度はそれ程心配いらないと先生が言ってくださるのですが・・・心配。
２週間後に主治医が決まるまでは「いたたまれない」気分でした。

食欲が無くなり、痩せてきました。
幸いな事に、夜は良く眠れました。

常に「癌！」が頭から離れないのですが、ピアノを教えている時は「癌」を忘れられました。
ピアノ教室の仕事に、どれだけ救われたか！！！

癌研有明病院①

早朝の通勤、通学客で混雑する電車に乗り、癌研有明病院に行きました。
玄関の自動ドア横には、制服姿のガードマンが、「おはようございます」と迎えてくれました。

ゆりかもめ有明駅からほんの数分の、大きな病院です。
患者さんが次々とやってきます。
「み～んな癌なんだぁ・・・」

癌研の初診受付の時にアンケートを書きました。

「癌の現在の病状を知りたいか、知りたくないか？」
いくつか、癌の告知に関する質問が続きます。
迷わず、告知を受けたい方・・・「はい」に○を書いていきました。

最後に
「余命を知りたいですか？」

これは少し考えました。
でも「知りたくない」と答えれば、「余命」に関しては主治医の説明を全面的に信じられなくなるじゃないですか。

それで、どんな現実も受け入れる覚悟をして、全て隠さず知りたいと記入しました。