劉連仁(りゅう・りえんれん)のこと-3

長い冬眠があけ春 穴から出るときは二日も練習すれば歩くことができたものだ年とともに 歩くうための日は多く多く費やされ二ヶ月もかけなければ歩けないほどに足腰は痛めつけられていった …惨憺たる月日を縫いあなたの国の河のように悠々と流れた …しかし限度にきたようにみえた厳しい或る冬の朝のことあなたはとうとう発見された札幌に近い当別の山で日本人の猟師によって凍傷にまみれた六尺ゆ . . . 本文を読む
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