来し方、行く末に思いを続けて…
日記 … Kametarou Blog
特別支援教育を考える親たちの「ランチ会」
ウチの学校の父母OBに誘われて、昨日標記の会に出席した。札学大のN先生が主宰する会であるが、市内の喫茶店を借り切って30人ほどの親やサポーターたちが集まっていた。
今日は、10年以上「場面緘黙」の生活を送ることをよぎなくされた札学院大生3年の大橋さんのお話だった。大橋さんは今28歳。道新でこの21日大きくとりあげられていた青年で、今は全く「普通に」語ることのできる青年である。しかし何かがきっかけで人との話が全くゼロになる。家庭内では話すことができても学校などでは言葉が出ないという10年以上を送ることになった。
今は、全く自然に語ることができるわけだから、これを乗り越えたことになる。
大橋さんの話を聞きながら、不登校のケースも含めて非常な共通性があると思った。不登校の場合も、その始まりはいじめだったりその他の人間関係でのつまずきだった。そしてこれを乗り越えることになるのも、基本的には自分の力であるが、これを内的につくりだしていくのは人とのコミュニケーションへの自然な動機だった。そしてこの動機づけに資したのが親や先生など回りにいた人たちからの「自然な働きかけ」があった。「受容とタイムリーな要求」、この2つの組み合わせがいわゆる自立支援の基本要素である。
これはなかなか一般的理論化はできなさそうだ。
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