「子どもを最低3人産むようにお願いしたい」という桜田元五輪大臣

「産めよ増やせよ、一家は5人の子を」と叫ばれた直後太平洋戦争に突入した。今、「一家族で3人の子どもを産め」という趣旨で叫んだ国会議員がいた。

前者は昭和16年の1月に閣議でこういう方針を決めて「一億めざして大和民族の進軍を」という政治の方向ができていった。そしてご存じこの年の12月にハワイ港への爆撃で太平洋戦争のスタートとなった。

5人と3人はちがうが発想は共通だ。だから「上」の立場から一般庶民に対して「産めよ増やせよ」と呼びかけることは、非常にうさんくさいことにつながるのだ。

桜田義隆という問題の前五輪大臣が(二階派とのこと)が29日に猪口邦子元少子化担当大臣のパーティで「お子さんやお孫さんにぜひ、子どもを最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」と来場者に呼びかけたとのこと。
子どもを最低3人産んで育てられるような社会的なサポートシステムをつくろう、というなら分かるが、それはなしで、ただ「3人産んでもらいましょう」とはなんたるバカ先生なのだろう。 少子化傾向に歯止めをかけたいという気持ちは分かるが、一人ひとりの自由に属する問題ではないか。政治の上層部にいる人がこんなことをいうそのオソマツさにあきれる。

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