来し方、行く末に思いを続けて…
日記 … Kametarou Blog
いわゆる「特区」に構造改革特区と国家戦略特区がある
私たちが2009年4月に開校することができた札幌自由が丘学園三和高校は、構造改革特区制を活用した高校である。そして今問題になっている加計学園は「国家戦略特区」による学園(獣医学部)。
この二つはどう違うのか、まだ詳しい認識ではないのだが、大筋で理解できたので説明しておこう。
構造改革特区は、地方自治体が地域の特別の要求を実現するために、既存の仕組みとは別に設立を推進するものであった。だから特区立高校は20校前後全国で誕生した。いずれも地域の住民要求を推進母体(ほとんどが株式会社が行うことになった)が自治体と連携して内閣府に設置を認定してもらう形になった。この母体は、NPO法人であった方が自然ではあったのだが、内閣府の見解として会社法人であった方が社会的信頼性が高いという見解だったように記憶している。
国家戦略特区は、構造改革特区とは別に文字通り「国家」がトップダウンで設立を行う仕組みのようだ。だからこちらは総理大臣が国家戦略特区諮問会議の議長であり、諸条件を総理が認定することになっている。だから、加計学園の理事長と親密な関係であった安倍首相は「設立OK」をはっきりさせていったことは諸事情から見てあまりにも明白だ。「総理のご意向」がハバを利かせ、ひいては行政を私物化した要因だ。
この二つはどう違うのか、まだ詳しい認識ではないのだが、大筋で理解できたので説明しておこう。
構造改革特区は、地方自治体が地域の特別の要求を実現するために、既存の仕組みとは別に設立を推進するものであった。だから特区立高校は20校前後全国で誕生した。いずれも地域の住民要求を推進母体(ほとんどが株式会社が行うことになった)が自治体と連携して内閣府に設置を認定してもらう形になった。この母体は、NPO法人であった方が自然ではあったのだが、内閣府の見解として会社法人であった方が社会的信頼性が高いという見解だったように記憶している。
国家戦略特区は、構造改革特区とは別に文字通り「国家」がトップダウンで設立を行う仕組みのようだ。だからこちらは総理大臣が国家戦略特区諮問会議の議長であり、諸条件を総理が認定することになっている。だから、加計学園の理事長と親密な関係であった安倍首相は「設立OK」をはっきりさせていったことは諸事情から見てあまりにも明白だ。「総理のご意向」がハバを利かせ、ひいては行政を私物化した要因だ。
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