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日記 … Kametarou Blog
いじめ原因か、中学生の自殺
30日の午前、札幌市の手稲区のマンション9階屋上から飛び降りて自殺をした中2の男子生徒は、その自殺に追い込まれた理由をいじめと言っていたという。
5月から学校を欠席がちになり、7月には担任がいじめの加害者と目される生徒たちを指導し、また本人に対しても「心を強くもつよう」伝えていたとのこと。校長は「学校としての対応を怠っていたかも知れないという反省はある」と語っている。(朝日31日記事)。
昨年11月にも札幌市中2女子生徒がいじめをほのめかす遺書を残して自殺している。またしても同じような事件が起こった。こまかい経過などは知るよしもないのだが、こういう問題から私が思うのは、次のようなことだ。
いじめや暴力行為が学校で決して減っていないことは8月初旬の文科省調査でもはっきりしているが、これについての8月9日前後にコメントを記している。「子どもをめぐる事態はより深刻になっているのではないだろうか」との感想を述べたのだが、当たっていたという印象だ。
わがフリースクールへの入学希望者はこの数年なかったような増加ぶりである。一概に言えないのだが、札幌の中学校の状態が子どもを苦しめていると思わざるを得ない。
どうして、いじめを受けて死を決意するほどの辛さをもっていたのに「登校」を続けるのだろうか。「不登校・登校拒否」を堂々と行うような指導、示唆、支援が回りになかったことが悲しい。学校に行くことで命をすり減らすほどのことなどあり得ないことではないか。学校は楽しい所でなければならない。当たり前だが。
こういう状況を見たら「『不登校』は子どもの権利」というテーゼが浮かび上がる(子どもの権利宣言http://www.shure.or.jp/cgi-bin/blog/news/category/infomation/1251149529.html)。
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