教育一筋60年、それが?

これまで記してきたことだが、改めて。1960年から90年まで札幌市内の私立高校に勤務。90年にそこを辞して今の教育活動にかかわることになった。いわゆるフリースクールと通信制高校の責任者としての仕事。そして今年度で仕事を辞することにした。今日は、常勤スタッフの皆さんから「退任式」をしてもらった。

公立学校に勤めていたら、転勤という数年間の仕事にリセットを体験する。しかし私は私立学校だったからこれはない。今日、大学卒業後61年間の仕事の締めの日。皆さんから身に余る賛辞をいただき感激ととももにある種の人生の自信を再確認できた。
何度もぐっとくる言葉に接してまだ終わっていないが「いい人生だった!」と想うことができた今日の日だった。これはわが回りのスタッフからだけでなく、私の退職を聞いてこの数日たくさんの人(多くは子どもの親であるがまた卒業生も)から「お世話になりました。感謝です」という意味のことであるが、それにふれて上の感想を繰り返し想うのだった。

「教育一筋60年」をこれから可能であれば「総括」することができるだろうか。また何か「やることを見つけなければダメだ」と最近いつも想っているのだが、まだ心に「これが残されたわがテーマだ」という物が形成されていない。だから、似た年齢の人に会えば必ずといっていいほど「特に興味・関心をもって取り組んでいるテーマはありますか」といった質問をしているのだが…。一休みして見つけていくことにしよう、と思う。
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