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日記 … Kametarou Blog
G7広島サミットは「核兵器のない世界」づくりの展望を創り出したのか?(2)
G7サミット閉会後、この会議に関するいろいろなコメントが公表されている。そのいくつか。まず国連のグテレス事務総長(もとポルトガル首相)。この人も「相手より先に核を使わない先制不使用を約束するように核兵器保有国に求めたが、これは『広島ビジョン』には盛り込まれなかった。新たな軍備競争まで起きている。核兵器保有国は核の先制使用をしないと約束することが先決だ」と訴えた(道新記事)。
13歳のとき、爆心地から約1.8キロの学徒動員先で被爆し、姉など肉親をその犠牲においやったサーロー節子さん(91歳)が会見で「G7広島サミットは大きな失敗。核兵器禁止条約参加を求めてきたが、広島ビジョンには条約への言及はなかった」と言っている。
(核兵器禁止条約は2021年に発効しているが、米英仏ロ日などは反対している。日本も賛成していないのだ。アメリカの核の傘の下にあるから?)。
G7サミットは岸田首相のいうような「核兵器のない世界への諸国の決意を共有しえた」などといえる内容だとは思われない。しかしまがりなりにもこの問題意識を議論しえたことの意味はあるだろう。
何度も言うのだが、唯一の被爆国の日本が世界平和(核軍縮)のイニシアテイブをどう発揮していけるのか、期待だけは下ろしたくない心境ではあるのだが。
13歳のとき、爆心地から約1.8キロの学徒動員先で被爆し、姉など肉親をその犠牲においやったサーロー節子さん(91歳)が会見で「G7広島サミットは大きな失敗。核兵器禁止条約参加を求めてきたが、広島ビジョンには条約への言及はなかった」と言っている。
(核兵器禁止条約は2021年に発効しているが、米英仏ロ日などは反対している。日本も賛成していないのだ。アメリカの核の傘の下にあるから?)。
G7サミットは岸田首相のいうような「核兵器のない世界への諸国の決意を共有しえた」などといえる内容だとは思われない。しかしまがりなりにもこの問題意識を議論しえたことの意味はあるだろう。
何度も言うのだが、唯一の被爆国の日本が世界平和(核軍縮)のイニシアテイブをどう発揮していけるのか、期待だけは下ろしたくない心境ではあるのだが。
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