中国旅行

この11月に3泊4日程度の中国旅行を計画しかかった。とりたてての理由はないのだが、誰かが言った「足腰の動くウチに外国に行っておいたら」という言葉に多少刺激されてのことだった。小旅行だからせいぜい北京に行く程度だ。万里の長城や紫禁城を体験し、北京料理を味わうことなどを考えた。それがこの北京その他での反日デモである。旅行社のSさんは、問題ないですよ、というのだが、気分が悪い。この昔の帝国主義大国主義まるだしの思想(まだ政策とまでは言えないだろうが)に反感を覚える。

私が中国旅行を思ったのは20数年前にもあった。夏休みを利用して中国の歴史をおさらいしたいという気持ちをもって、NHKのテレビ中国語講座をかなり熱心に聴いた。ビデオにもとったり中国からの留学生を招いての勉強会までやったことがある。しかし、89年6月の天安門事件である。あの民主主義抑圧を絵で描くようなできごとがあって、ささやかな中国への憧憬は消し飛んだ。

今回も、それに似た印象である。中国が、それこそ孔子の理念をもった政治に思いを致して欲しいという気持ちがある。日本はどうか、孔子が言った仁と同じような「友愛」が芽を出さないだろうか。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 「FS親の会... ブドウ狩りなど »