ハンセン病患者が隔離され、埋葬も別とされていた

今日の道新夕刊で、ハンセン病がかつてらい病と言われていたころ、患者は隔離されるなど極度の差別を受けていたことが報じられている。昭和初期、岡山の谷底での生活の跡などがみつかっているとのこと。

今、国に対してこの国による隔離政策の違憲性を問う訴訟も行われている。また2001年には熊本地裁が国賠償を命じた。

上の報道を見て、ずっと以前、映画「ベン・ハー」でこの病の映像があったことを思い出し、DVDビデオでこの映画を見直した(1959年作)。(私はこの映画や「十戒」、「ローマ」、「スパルタカス」などが歴史的映画として貴重だと思っているが)。

「ベン・ハー」の最後のシーンになるのだが、「業病」(上に記したハンセン病)にかかったたくさんの人たちが谷底の洞穴に捨てられる。ジュダ・ベン・ハーの母と妹もその中に含まれていた。彼女たちを助け出す。そしてたくさんの病に苦しむ人たちとともに救い主とされる人とふれあうことになり、キリスト教に出会うという最後のテーマになるのだが…。

そのように今から2000年前にもたくさんの患者たちが苦しめられ差別されていた。この歴史が昭和の時期にも続いていたとは驚きだ。そういえば私の子どもの頃も同じような病気と差別的な措置が行われていたこともあったように小さな記憶にある。

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