「コミュニティスクール」について

今、各地の学校が実に多くの課題をかかえている。例えば、子どもの学力や体力の低下、いじめ、発達障害などが家庭の経済的な問題と重なって深刻さを増していると言える。
学校は、これらに加えて保護者からの多様で時には過剰な要求、マスコミその他からの不当なバッシングなどを受けている状態だ。

学校は、そもそもの始まりから地域社会とつながっていた。「地域文化センター」といってよい立場にあったといってもよい環境だった。しかし今は上のような現状にある。

昨日の「教育人間塾」例会は、これを総合敵に考えてみようというテーマだった。教育行政にかかわっているMさんと小学校の校長のYさんが問題提起し、短時間だったが、討論があった。
コミュニティスクール(地域運営協議会制度をもつ学校)は、全国200校以上あるのに、北海道にはまだない。これは何を物語るか。問題提起したMさんは、北海道のマイナスの傾向(役所主導、学校任せ)と並んで、北海道には寺子屋や藩校等の伝統がなく、官が学校を上から創ってきたという経緯と関係があるのでは、と言っていた。

私たちの学校の運営を、もっともっと父母や地域とつながる形で行うような配慮が必要という感想だった。
終わってからの懇親会もけっこう楽しく意味のある飲み会がったと満足している。 

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