来し方、行く末に思いを続けて…
日記 … Kametarou Blog
「政党」とは何?
今日の朝日新聞。「民主 去るも残るも」の記事。3年前に高らかにかかげたマニフェストのもとに多くの有権者が集まった。この結果、非常に多くの議員が登場することになった。鳩山、菅、野田の3総理を生み出した。そして今、12月の総選挙で惨敗が予想されている。そういう予想される「逆風」を受けて、多くの議員が、ここを脱出し少しでも役にたちそうな船にのりたいものだという焦りの声が聞こえるような。
維新だ、未来だ、脱原発だ、減税日本だ、生活だ、みどりの風だ、と。本家本元の民主もまだダイジョウブか、と。
例えば、原発についても、あるいは憲法についても、ほとんど正反対の態度をとっている「政党」も上の中にはある。あの民主がルーツだったのではないか、と思われるのだが、ここまでおぼれだした船はめちゃくちゃな迷走をするのだろうか。
政党というのは何だろう、と誰もが気にし出す。
そもそも有権者が選んだ民主党の、あのときの政策は何だったのだろうか。09年のマニフェストのトップに、「国の総予算207兆円を全面組み替え。税金のムダづかいと天下りを根絶します。議員の世襲と企業団体献金は禁止し、衆院定数を80削減します。」をかかげた。どれも進まなかった。そういうゴメンナサイの気持ちがあるから、民主を離れて違う党に寄りつこうというのだろうが、何か空しいし、情けないし、悲しい。
私は上の芽を出しかけている「党」の中で、どれが一番ルーツの理念に立って実行をしようとしているのか、よく分からないが、ひょっとしたら「未来」あたりがベターなのかな、と思ったりするが、当選後の去就は分からないと言うからまさに政党って何、とまたまた疑問を大きくする。
そういう動きをみている自公両党はほくそ笑んでいるとのこと。有権者はまたこの両党を復権させることになるのか。
社民と共産はあいかわらず「刺身のつま」程度の扱いしか受けなさそうだが、もっと大胆に打って出る方針を出せないものか。
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