映画「母と暮らせば」

3連休の初日、妻のすすめで映画「母と暮らせば」を観た。
医学生の息子浩二が講義を受けていた1945年8月9日の11時過ぎ、まさに一瞬長崎の町を目視することができたアメリカのB29爆撃機の操縦士は人類頭上にまさに2度目になる原爆を落とした。浩二は何一つ生きていたシルシを残すことができなかった。
 
それから3年たった同じ日、母のところに消えてしまった最愛の息子浩二が現れる。
母には、夫も長男も戦争で失っていた。次男の浩二が姿を現してくれたのだ。そして時々息子は「母さん」と言って現れる。3年前の浩二の恋人だった今は小学校の先生になっている彼女は「私はいつまでも浩二さんの恋人です」と言ってくれる。
 
戦後の暮らしぶり、闇市でのあれこれ、長崎の町、学生たちの寮歌の合唱、など、私にとっても70年前後過去に戻った感がした。そして涙が止められない。
時折流れる思い出のメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲などと重なって感動の一日になった。
おすすめの映画だ。
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