22日、気になったいくつか

猛暑が各地を襲っている。しかし幸い北海道は暑いといえば暑いが、また20度後半であって、日が陰るとぐんと涼しくなる。上着があったらいいな、という感じだ。
冬は寒いが、それでも暖房のしかけができているから耐えられないほどではない。本州の各地に住んで台風だ、大雨だ、猛暑だ、と嘆いている方がた、北海道に移住したらどうだろう。
「北海道移住のすすめ」の本も出ているが、最近は特にそういう気持ちになる。ただ惜しむらくは、生活を保障する経済の構造が不十分であるということだ。

金賢姫元北朝鮮工作員が来日している。この元死刑囚がVIP待遇だが、彼女に何を期待しているのか、よく分からない。言っていることは「生きています。希望を捨てないで」ということが主な所。それだって、特別に根拠があるわけではない。日本政府は、この元死刑囚の来日を準備して何を期待したのか、実に分からない。大韓航空機爆破の張本人を招いて、ことさら新しい情報を引きだし、拉致問題を真剣に取り組んでいることをアピールしたい政府の気持ちもわからないでもないが、けっこうなカネを使って「大山鳴動してネズミ一匹」もいないような結果になりそうだ。

「日本史特講」をやっているのだが、明日は中高の教科書なら出ている聖徳太子が行ったとされる「対等外交」の方針をめぐる問題である。これも実に気になるテーマである。
「日出ずる国の天子、書を日没する国の天子に…」が、それ以前の対中国隷従政策を切り替えて対等な関係に立とうとする聖徳太子の願いがある、という。しかし、この記事は日本書紀には出てこない。しかも、隋から日本にやってきた使者は日本の天子にあっている。この天子はれっきとした男である。しかし当時の日本は、女帝(推古天皇)であり、男天皇ではない。

いろいろなことが去来する22日である。

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