虚偽だった「iPS心筋移植」

読売新聞が大々的に報道している。「iPS心筋移植」はウソだったと。この中心人物の森口さんという人はアメリカハーバード大学客員教授でもなく、医師ですらなかった。この森口氏から「取材」を持ちかけられた(9月19日)読売新聞は、「ウソを見抜く可能性があったにも関わらず」この11日にiPS心筋移植 「iPS実用化へ加速」の見出しの記事を掲載した。

記事を見ると、ダマされたことにムリもないという気もするのだが、今の社会でよくぞここまでやるものだ、と「感心する」。

医師資格なし、アメリカ大関連病院に研究院として在籍したのはひと月で、研究論文もウソが多かったという。

ノーベル賞の報道にあやかりたいという欲望をうまく利用できたことは認めたいのだが、大新聞がごまかされるような社会の状況だからまして一般の罪なき市民はどこでどうダマされるか分からない。「うまい話には眉毛に何回もツバをつけて」当たらなければ成るまい。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 絆(きずな)... 沖縄言葉を使... »