「野戦病院」をつくれ

新型コロナ禍の災害は止まるところを知らず、まだまだ感染拡大の傾向が続いている。「自宅療養」の態勢を強めなければならないという意味の言葉が使われる。病院に収容することが難しい状態になりつつあるからだろう。それほどこの「爆発」はまだ続くのだろう。

しかし誰もが懸念している、自宅療養は非常に不安、心配だ、と。前から言われているのだが、戦時中急増する前線での病気や戦病に対応するために「野戦病院」がつくられた。正規の病院をつくることができないから、可能な資源をかき集めて病院的な施設をつくったのだろう。もちろんこれがどれだけ効果を発揮したか分からない。しかしないよりははるかにいいはずだったろう。

(私のオヤジも戦病死とされているから野戦病院で死んだのではないのか、と想像している。もちろん今となっては分からない)。

実際の戦場ではないから、さしあたって病院に転用できる施設はいろいろあるだろう。地域の体育館とか集会場とか、閉校された学校施設など。もちろん人的資源をどう補充するのか、は具体的には分からないが、今の感染拡大に対応するために緊急な措置は考えればいろいろあるのではないだろうか。

問題はこれを具体的に推進する政治力だ。これが一番ダメなのではないか、とすら感じるのだがどうなんだろう。

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