日本被団協がノーベル平和賞を授与される!

ノルウェーのノーベル賞委員会は11日、2024年のノーベル平和賞を日本全国の被爆者らでつくる日本原水爆被害者団体協議会(被団協、東京)に授与すると発表した。「核兵器のない世界の実現に向けた努力」を評価した。今年で結成68年を迎え、被爆の実相を世界に訴え続け、核廃絶に向けた運動を長年リードしてきた。日本の個人や団体への平和賞は、1974年の佐藤栄作元首相に次いで2例目。
ノルウェーのノーベル賞委員会は被団協について「核兵器が二度と使用されてはならないことを証言を通じて示した」とたたえた。2017年に非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」にも平和賞を授与しており、核廃絶の運動を改めて後押しした。ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮の核・ミサイル開発で核の脅威が高まる中「核なき世界」に向けた機運を高める狙いがある。

被団協は1956年に結成された。反核運動と被爆体験の伝承を先導し、後遺症に苦しむ被爆者の救済に取り組んできた。

240807のブログのメモ。
 ちなみに、旧い資料だが、2018年の世界の核保有国と保有数を記してみよう。
ロシア・6850発、アメリカ・6450、フランス・300、中国・280,イギリス・215,パキスタン・150,インド・140,イスラエル・80,北朝鮮・20、で合計は14465発という。

被団協の意義と役割がこの受賞によって、あらためて国際的な意義を広げることになった。しかし、世界の現実は、全人類を何度も絶滅させるに必要な核兵器の増産が進んでいることを見たとき、日本の世界的で歴史的な役割をあらためて、政府首脳から全国民まで思い知らなければならないだろう。

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