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日記 … Kametarou Blog
タイタニックと原発
今日15日はタイタニック号が沈没した日だ。ちょうど100年前の4月14日の深夜氷山と激突し、15日に沈んだ。フリースクールで生徒を連れて映画「タイタニック」を鑑賞したのが1998年の7月のことだった。そんなことを思い出したのだが、この映画でタイタニック号は就航前に「決して沈むことのない豪華客船」という意味の言葉がいききしていたこともまた思い出した。安全神話が生まれ、その数日後これはアワとなった。
原発もまた安全だと言われ続けた。「安全神話」は人の意表をつくドエライ何かが生まれた時に必ず生み出される「神話」である。これはつくった人たちの宣伝文句でもあるし、一般の人の願い・希望でもある。
大飯の原発は再稼働させる方針を政府は固めそのための手順を追っている。今日の朝日はこの「再稼働」の旗振りはかつて「人権派弁護士」として知られた仙谷由人氏。特別な肩書きはなくオブザーバーとして再稼働に突き進む野田内閣のブレーンである。
その再稼働の理由はただひとつ「電力が足らなくなる」。この理屈で「脱原発は失速している」と朝日はいう。脱原発どころが減原発すら怪しくなった、と記している。
民主党内部の原発反対派の動きもあるというが、この党は分けが分からない。昨年の菅内閣は「将来は原発がなくなってもやっていけるように依存度を下げる」と言ったが、野田首相は「中長期的には原発依存度を引き下げる」という。そして今当面大飯原発の再稼働のために動く。安全神話は形を変えて言い方を変えて次から次へと出てくる。
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