通信販売で、中国で制作されたDVDの「三国志演義」10巻を買った。総額2万円。全部見ると60時間を優に超える。以前にも記したが、かつて20年以上前のことだが、入院していて時間が存分にあったので、吉川英治作「三国志」を読んだ。これが三国志ファンになるきっかけだった。それ以降、マンガでは見ることはないが、映画や人形劇などで接するたびにこの物語の面白さに惹かれる。そのときどきで主人公は変わる。まだ最初の . . . 本文を読む
九州を襲った(襲いつつあると言った方がいいのかも知れないが)豪雨、またまた「観測史上かつてないような」がアタマにつく。この数年こういう事態がしょっちゅうおこっている。北海道はまだましな方なのだろうと思うのだが、これは「今のところ」がつく。地球温暖化がこの気象の根本要因だろう。これを抑えるために世界はうって一丸にならなければならないのに、例えばアメリカのトランプ大統領はそういう方針はとるつもりはない . . . 本文を読む
新型コロナウイルスによる感染者の増加が東京などではぶり返している。連日三桁の数字が報道されている。これに加えて今は九州地方だが、熊本地方で豪雨による犠牲が死者18、心肺停止16、行方不明14と報道されている(5日16:20)。写真でみる豪雨の襲来は恐怖以外の何ものでもない。この自然災害は日本だけでなく中国でもあまり報道されていないが、すさまじいようだ。長江上・中領域では長引く雨による洪水でダムは決 . . . 本文を読む
たかだか100ページほどの文庫本(岩波)である(「実践論・矛盾論」)。初版は昭和32(1957)年であるが、今私の手にあるこれは昭和43(1968)年の第16刷本。今から50年以上前、革命後の中国の大きく早い変化に、ある種のあこがれというか感嘆の気持ちを、私も含めて日本の少なくない人々がもっていたのではないだろうか。(今、先日記したように「中華ファッショ国家」といいたくなるような動きが目立つ)。こ . . . 本文を読む
香港がイギリス植民地を脱し中国に返還されることになったとき(1971年7月1日)、中国本土はいうまでもなく共産主義国家体制、しかし50年間は香港は資本主義体制下の民主主義が保障されるという確認があった。これを一国二制度といっていた。イギリスも含めた国際的な取り組みだった。しかし今香港の人たちのこの仕組みを厳守したいという願いが完璧に踏みにじられる中国政府の政策が強行されている。報道によるこのやり方 . . . 本文を読む
今日から7月。今年も半分が終わった。前半はコロナで明け暮れ、後半もこの延長か。「月日は夢のごとし」というが、まさにそうだ。「月日の経つのは…」、いつも思うのだが今日、授業で、戦後10年以上もの期間、道内の各地を逃走につぐ逃走という体験をした中国人の「劉連仁(りゅう・りえんれん)」をテーマとして戦争と日本の戦争行為、そしてこの犠牲者の生き方を、詩人茨木のり子さんの「りゅうりえんれんの物 . . . 本文を読む