てんぱっていきまっしょい。

国内旅行をこよなく愛する人間の日記です。でも最近は出かけてないよねぇ。(現在コメントは事前承認制にしています。)

ハケンの品格第5話:「お時給インベーダーとナマコ大先輩」

2007年02月08日 | 何らかのあらすじ
S&Fに年に一度の国税局の査察が始まり東海林(大泉洋)ら営業2課は提出用のデータを揃えている。
そんなとき、部長の桐島(松方弘樹)に呼ばれ、里中(小泉孝太郎)が会議室に出向くと、人事部がかつては腕のいい営業マンだった嘱託社員・小笠原(小松政夫)のリストラを決定したと里中に告げ、自分からは言い出し辛く、里中から嘱託契約の打ち切りを伝えて欲しいと言われる。

マーケティング課では、その小笠原が大前(篠原涼子)の前で居眠りをし
怒った大前が消しゴムを投げて起していて、それを東海林が見て怒っていた。
小笠原はパソコンの社内メールを読むことができず、人事課からのメール内容を
まだ知らない。
森(加藤あい)、近(上地雄輔)が二人掛りで東海林にパソコンを教えるが
マウス操作が上手くいかず、向かいの席の大前のデスクに被害を与えてしまう。

尊敬している小笠原に、自分がリストラを告げることと
できれば辞めさせたくないという気持ちの里中が
給湯室で東海林に相談する。
「会社も小笠原さんを辞めさせるくらいなら、派遣をクビにすりゃいいんだ。」
「手柄を小笠原さんにまわして、ナニが何でも数字を出せ。」
とアドバイスを受けた里中は持ち場に戻る。

朝ごはんを食べ損ねた浅野(勝地涼)が、コンビニで買ってきたカニマヨおにぎり
を食べようとして、大前に睨まれる。
そのおにぎりをみた小笠原は、
「どうしてコンビニのおにぎりは、こういうヘンテコな具が入っているのしか
売っていないんだろうね。おにぎりはやっぱり塩じゃなきゃ。」
と喋っているのを里中が聴きつけて、手柄を立てさせようと
「塩むすび」商品化の企画を考える。
自分と浅野はコンビニをリサーチするので、小笠原と大前にデパートへ
リサーチに行くように頼む。
東海林が廊下で大前に
「どうしてもっと優しく起さないんだ。」というと
「私は介護ヘルパーの資格は持っておりません。」
と言って去っていく。

道中、小笠原は大前に自分が現役の頃は全ての書類が
手書きだったので、どうしてもパソコンになじめないと
話しかけていた。
デパートでまっすぐ地下食品街に向かう大前とは対照的に
小笠原は家庭用テレビゲーム機に夢中になり迷子になってしまう。
地下のおむすび屋で、大前が気づくと小笠原は行方不明。
仕方なく一人で仕事を続け、迷子の小笠原より放送が入っても
仕事を終えて帰ってしまう。
偶然、デパートに来て大前の様子を見た東海林が、小笠原を
連れ帰ってきた。

「どうして小笠原さんを置いて帰ってきたんだ。」と
東海林が大前を咎めると、
「やりかけの仕事があったので帰りました。」というだけ・・・。
その時大前のおなかが大きく鳴った。13:05。

「迷子騒動で昼食がとれなかったので、お腹がなりましたが、それが何か。」

驚いた里中が、昼休憩をとってくださいと言ったので大前は席を立った。
すると桐島が大前を昼食に誘う。里中も同行してきた。

社員食堂。
なぜか大前は水だけを飲む。
桐島がワケを尋ねると
「ここは、正社員が350円で食べられるカレーライスが、そうでないものには700円するからです。」
といい、それじゃ場所を変えようというと
「結構です」と断っていた。
桐島が大前に、小笠原についての見解を尋ねると
派遣社員が社員への見解を答えることを大前は断る。
「外部の人だからこそ、冷静に判断できる。」
と桐島に言われ、大前は
「派遣の立場から言わせていただくと、はっきりいって小笠原は会社のお荷物。」
だと答えて、大前は去っていった。
退社時間、森と小笠原が一緒に出てきた。
「塩むすびの企画が通ると自分の祖父も喜んでくれるだろう。
小笠原はなんとなく自分の祖父と似ている。」
と森が言うと、小笠原も孫のような森と一緒に仕事ができて
嬉しいと答えた。

夜、大前が住み込んでいる店のママ(白川由美)が
「春子、今日はまだ踊らないの?」
と大前に尋ねると、大前は
「今日は悪い予感がするから、まだ踊らない。」という。
予感は当たり、東海林と里中が店にやってきて
昼間、社員食堂で桐島に「小笠原がお荷物」と言ったことを
知った東海林は「人を思いやる気持ちはないのか」 と咎める。
大前が東海林の事を
「この人、私に何か根にもってるみたいだから。」
というのでハエと言われたことを思い出した東海林。
「それじゃ、まるで俺がふられたみたいな言い方じゃないか。」

やりとりを聞いていた天谷の息子(城田優)は、大前に
「春子、正社員とかってなんか面倒くさそうだね。」
と親しげに話しかけるのも東海林は気に入らない。

東海林が小笠原のリストラの危機を告げると、大前は冷ややかに
「派遣は三ヶ月に一度リストラの危機にさらされている。」
それでも東海林が、大前をお時給インベーダーだと食い下がるが
「あの人は会社に甘えて、危機感がなさ過ぎた」
と言われ二人はすごすごと帰っていった。
踊りの支度を始める大前に、天谷は
「春子、あの二人と喧嘩してるときアナタ楽しそうね。」
というのだった。

次の日の午前。
里中は会議室で、小笠原に嘱託社員の契約の打ち切りを告げる。
消沈した小笠原は、定食屋に早めの昼食をとりにいくといって
部屋を去る。会議室を出て行く小笠原を、桐島や黒岩(板谷由夏)が
何も言えず目で追う。その気配を大前も感じていた。
黒岩が里中たちに「派遣が小笠原さんの仕事を取るからだ。」
と言い出す。
森は「小笠原さんがあの席にいるだけで安心できた。」といい
浅野も「俺だって研修時代に小笠原さんに世話になった。」と
当時を思い出していた。
気にした森が、大前に「最近自分が仕事ができるようになったから」
だと言うので、大前は「そんなことを気にするぐらいなら、あの程度のスキルで会社にいられる手段を学びなさい。」といい。小笠原を「なまこ社員」だと言った。
他の派遣たちも森に「あの人は会社に居ても寝てるだけで、
森ちゃんの何倍もお給料をもらっているのよ。」とそっけない。

その直後、国税庁側から99年度の小麦粉の取引の書類を提出するように
言われたと桐島がやってくる。
当時の手書きの信憑証を全て17時までに提出しなければ、架空取引や違法な
接待があったとみなすというのだ。
社員たちが大慌てで当時の書類を探す中、他の派遣社員の香や近たちは
「自分たちには関係ない」と言って物見遊山顔だ。
その後ろから大前が
「その発言カンジ悪い。」
と言ってすりぬけたので、香は
「あの人に言われたくないわ。」とあきれる。

とうとうマーケティング課も書類探しに協力することとなった。
大前は里中に、部長に言われるまま小笠原にリストラを告げ
小笠原を守るために自分からは何もしなかった。
自分を守りたいなら、何もしないでずっと一生そこに座っていなさいと
言って去っていく。
大前が定食屋に行くと、店員相手に小笠原が話し込んでいた。
大前は近づくとスーツの襟を掴んで
「午後の業務はとっくに始まっています。」
と小笠原を会社へ引きずり戻って行った。

まさにエレベーターに連行するその場面を
派遣元社員の一ツ木(安田顕)が目撃してしまい
大慌てで営業部のフロアーへ駆け込む。
大前が小笠原を暴行していると思い込んだ東海林と
驚いたマーケティング課一同が地下の書類置き場に行くと
「さっさとしなさい、時間が無いんだから。」と
大前の声が聞こえ、あわてた皆が大前を抑えようと
声の方向へ向かうと、そこには見事書類を見つけ出した小笠原と
大前がいた。
小笠原は現役時代何度もこの場所に足を運んでいたので
どこに書類があるかを把握していたらしいのだ。

早速営業部に戻り、営業部全員で小笠原のアドバイスを基に書類を丁寧に整理。
なんとか17時に間に合いそうだと、里中と小笠原がエレベータに乗り込む。
「最後に花道を作ってくれてありがとう。」
「最後じゃありませんよ。」
「小笠原さんは、俺たちにとって、会社にとって必要な人です。」
と答える里中だった。
エレベータに乗り込むとき、小笠原から首に下げた身分証が
エレベータの隙間から落ちる。
その後、降りるエレベータが途中で停止してしまう。
エンジニアが来るには時間がかかると言い
国税庁は時間通り書類を持ってこなければ、違法行為が
あったことになると言い出す。

大前がエレベータの制御室に向かうと、モニターを見つつ
点検用ロープを出すように言った。
東海林が階段で大前とすれ違うと、大前は作業服にロープを下げて
上がっていく。
東海林が一ツ木に連絡をとると、大前はエレベータの整備士の資格を
持ってるという回答が帰ってきたのだった。
エレベータが止まったすぐ上の階から、大前がロープでエレベータに
乗り込んでくると、「春子ちゃん、アンタ忍者の資格も持ってたの?」小笠原が
驚く。
まず里中、次に書類を上にあげた。見送るつもりの小笠原に
「あの書類はアナタが届けなさい。あの書類にはあなたの会社への人生が詰まっているんだから。」
といってロープを嫌がる小笠原を里中に手伝わせて引き上げる。

さて、自分も上がろうとしたとき、二人はロープを下ろさずに
さっさと去ってしまった。
怒る大前に、上から誰かが投げ込んだロープが降りてくる。
「どこのどなたかは存じませんが。」
上りながら礼を言おうとした大前が顔を上げると
それは東海林だった。
ズリ落ちそうになる大前だが、いやいや仕方なく東海林の手に捕まり
上りきると汚いものが触れたような仕草をみせる。
かっこよく助けたつもりの東海林は、その様子を見て怒り出すのだった。

窓の外を見ながら、里中と東海林が喋っている。
「まったくあの女は言ってることとやってることが違うじゃねぇか。」
と東海林がいうと、里中はでも大前の言っていることは本当だと言う。
しかし東海林は「やめておけ」という。大前の言うとおりにしたら
会社から外へ弾き飛ばされると言うのだった。

国税庁の査察は無事終わり、小笠原の契約打ち切りの話はなくなった。
桐島はマーケティングの皆で打ち上げに行こうといい、抜け目ない東海林は
桐島に「是非、ご一緒させてください。」とついていく。
東海林が大前を誘おうとしたが断られ、「そういうと思った」と強がる。

大前が会社の外に出ると、小笠原が待っていた。
まだ皆には言っていないが、自分から契約の継続をしないつもりだといい
花道があるうちにすっぱりと会社を去りたいと告げるのだった。
大前は、
「カッコよく会社を去るのは派遣社員のすることです。社員は社員らしく、一生会社にしがみついてください。」
「早く戻らないと、また迷子になりますよ。」
と言い残して去って行った。
それが辞めないで欲しいという意味だと知っていた小笠原は涙ぐみ
後ろには、森たちが小笠原を探して会社前に戻ってくるのだった。

例によってビデオなしの勝負です。
気が向いたら節語のアレとか結語のソレを直すかもですね。
正確にはどのタイミングで「お時給インベーダー」と
東海林が言ったのかがかなり定かでない。
そうそう、森と近が小笠原にパソコンを教えているとき
「どうか、ま、ひとつ。なが~い目で見てください。」
のサービスカットがございました。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする