かみなり

心臓に人工弁を、耳に補聴器をしている昭和23年生まれの団塊世代です。趣味は短歌です。日々のよしなしごとを綴っていきます。

生まれてきた子供には罪がない

2019-02-08 19:57:19 | ブログ記事

むかし、白河天皇という天皇は、好き放題をした天皇だったらしくて、
自分の養女に手を出して、崇徳天皇を生ませたため、
後の保元の乱の原因となりました。


崇徳天皇は、
公では、白河天皇の養女と白河天皇の孫である鳥羽天皇の間に生まれた子であるということになっていましたが、

実際は白河天皇と養女(猶子)待賢門院璋子の子であったため、

いったんは天皇になりますが、

白河天皇亡きあとは、上皇にさせられ、鳥羽天皇の実子、近衛天皇が天皇になりました。

が、近衛天皇は夭折されますので、
そのあとは崇徳上皇と同母であり、鳥羽天皇の子である後白河天皇が天皇になられました。

大まかにいえば、この同腹であった後白河天皇と崇徳上皇の戦いが保元の乱であったと
私は理解しているのですが、

実際は鳥羽天皇の祖父の子であったため、
鳥羽天皇に、祖父の子=叔父の理由で「叔父子」といって嫌われた崇徳上皇は、
生まれてきた崇徳上皇が悪かったわけではありません。

敢えて言えば、白河天皇、待賢門院璋子が悪かったということになるのでしょうが、
璋子も、権力者であった白河天皇には逆らえなかったことを思えば、
白河天皇こそ歴史を搔き乱した張本人ということになるかもしれません。

と、長々と書きましたが、

私が言いたかったことは、

いま騒がれている、さるタレントのお子さんが、

生んだ母親は、「この子は〇〇さんの子」だと言い、

言われた〇〇さんは「DNA鑑定の結果、自分の子ではない」と言っていますが、

実際はどうであったかということはさておいて、

このタレントのお子さんが生まれてきたことは、本人の責任ではないということです。

が、誰も、この子の産まれてきた責任をとろうとしないから、
生まれてきた子は、成人しても、不安定な気持ちのままです。

もう大人なんだからと言われても、
父親と思って慕っていた人が「父親ではない」と突き放したら、
生まれてきた子にとっては、自分の依って立つ場所を失ったような気持ちになることは
想像に難くありません。

もちろん、遺伝子上、父親でなかった人に責任があるわけではありませんが。

世の中には理不尽な出来事は多いものですが、
生まれてきたのは本人の責任ではないのに、
誰からも祝福されない不幸な人もいるということですね。

犯罪を犯すことはよくないことですが、
世の中には、理不尽な理由で、他人の理解の及ばない不遇をかこっている人もいると
いうことを思いました。

願わくば、難しいことかもしれませんが、
この理不尽な生まれ合せを受け入れて、立派な成人になられますことを。

事情は全く違いますが、私なども、自分が望んだわけでもないのに、
難聴という試練を賜り、いわれのない差別を受けてきました。

生きている以上、みな大なり小なり、何らかの理不尽に翻弄されて生きていると思います。


*

★昔ならDNAの鑑定といふものなくて子で通りしに

★母親の子であることは確かでも父親鑑定せねばわからず

★父親と思ひし人が父親でなかりしときの子の衝撃よ

★みづからの意思で生まれしわけはなくされど生まれてしまふ命は

★父親が誰であるかを知る人は母親以外をらず生まれる

昨夜は眠れなかった

2019-02-08 10:37:43 | ブログ記事

昨日の昼間は、ずいぶん久しぶりに自転車に乗って遠くのスーパーで買い物してきました。

だから疲れていたはずなのに、眠れなかったです。

いえ、宵の口は、いつものように一度うたたねしたんですけど、
夜中の12時頃から朝まで、まったく眠れませんでした。

考えられることは、昨日の夜、ひさしぶりに夫が帰ってきたことでしょうか。

ということは、私は、既に独り暮らしに馴れて、
夫ですら家にいると、眠れない?

まさか。

昨日は夫と穏やかに話ができました。

私の最近の出来事をいろいろ話しました。

が、夫は毎日、私のブログを読んでいます。(はず?)

なので、改めて話さなくてもいいのですが、
まあブログに書いたことも、私の口から改めて話しました。

夫は昼間テニスをしてからの帰宅でしたから、
お風呂に入って夕食を食べたら早々と寝てしまいました。

私も疲れていたので、いったん寝たのですが、
上記した通り、夜中の12時ごろ目覚めてからあとは一睡もできませんでした。

頭が冴えて、足先が寒いのですね。

これは頭に血が行き過ぎて手足に血が回らなかったというような感じでした。

でも、なぜでしょうね。

夫が自宅にいるほうが常態なはずなのに?

私は、わずかな期間に、もう一人暮らしに馴れてしまったのでしょうか?

本を読もうとしたのでしたが、読書にも集中できず、
結局、まんじりともしないで朝を迎えました。

今も眠くはありませんが、しかし、眠れなかったしんどさはあります。

明後日は、淡路島の山に登らないといけないのに、これではちょっと困ります。

*

★連れ合ひが帰宅するのは当たり前なのに眠れず朝を迎へき

★郵便物たまりて玉に帰宅する夫(つま)になりしや別居に馴れて

★連れ合ひの帰宅が非状態になり玉に帰れば妻は眠れず

★疲れのみ残りて今朝は体調のよくなき己いかにせむとや

★夫(つま)がゐることがよいのか悪いのかわからぬままに昼餉の支度


*

でも、やっぱり自分の口から話したほうが私の気持ちも穏やかになれるのかもしれません。

一緒に暮らすことの利点は、それに尽きるのでしょうね。