かみなり

心臓に人工弁を、耳に補聴器をしている昭和23年生まれの団塊世代です。趣味は短歌です。日々のよしなしごとを綴っていきます。

ドナルド・キーンさんの本を借りてきました

2019-02-25 19:26:22 | ブログ記事
ドナルド・キーンさんの書かれたものは、
以前、朝日新聞を購読していた頃に、その記事を読ませていただいていましたが、
ご著書は読ませていただいたことはありません。

朝日新聞で読ませていただいていた頃は、その日本理解の深さに驚嘆したものでした。

浅学菲才の私など、
アメリカ人のキーンさんから、
その記事を通して日本の古典の欠片を教わったような気がしています。

それで、昨日亡くなられたというニュースを聞いてから、
すぐに川西図書館のサイトでキーンさんのご著書を検索しました。

なんと101冊もありました。

貸し出し中のものは2冊のみで、あとは選り取り見取りでしたから、
短詩系の短歌、俳句関係の
正岡子規、石川啄木について書かれたものを予約しました。

さきほど予約した本を借りてきたのですが、この分厚さ!



はたして、どの程度読めるかはわかりませんが、
亡くなられたことに哀悼の意を表して、少しでも読ませていただきたいと思います。

*

★アメリカはニューヨーク市のブルックリン生まれの人の本を借りたり

★日本人われも読みたることのなき古典読み込み教へたる人

★尊敬を通り越したる人の著書借りて少しは日本古典を

★日本を極めし人は東北の大震災後日本人に

★日本の国籍取得せし人はニューヨークより越しユダヤ人で

★国籍を取得せしのち日本人養子にしてから日本で死にき

★日本名鬼(キーン)怒鳴門(ドナルド)なりし人亡くなる平成最後の二月

★亡母より三歳上のアメリカ人ドナルド・キーン氏昨日(きぞ)死にたりき

★わが父の享年五十七なればわれは羨む九十七を

ブログランキングなんか

2019-02-25 10:52:21 | ブログ記事
気にしなくてもいいと思う。

と書いている私も気にならないわけではないけれど、

別にランキングが上位だから、書かれてある記事が優れているわけでもないし、
逆もありうる。

と、なぜ私が書いているかというと、

ブロ友さんが、「そろそろ潮時かなぁ~」と書かれている記事を読んだから。

たしかにランキング上位の記事は面白いものが多いかもしれないし、

それより、目新しさがあるのだと思う。

それと読みやすさ、わかりやすさ。

が、自分の備忘録にするのだったら、別に面白くなくてもいいし、目新しさも必要ない。

が、世の中はよくしたもので、自分では面白いはずがないと思って書いたものが、
意外と多くの読者を獲得したり、人気があったりするのは、
これは短歌でも同様である。

今朝、産経新聞で、歌人であり、小説家であった長塚節の記事を読んだが、

彼の小説は、読みにくくて、面白くもないので不評だったそう。

夏目漱石も、

「面白いから読めとは言えないし、読みづらい。泥の中を引きづられるような気がする」

と評するような代物であったらしい。

しかし、小説としての価値がなかったわけではなかったらしい。

すなわち、長塚節以外には書けない小説であったことが、彼の書く小説の価値であったと。

ブログも同様だと思う。

別に人に媚びへつらって書く必要はない。

自分の書きたいように書き、それが結果的に、その人しか書けないものだったら、
それで十分なのではないだろうか?

読者なんて、いい加減なものだ。

自分が納得して書いたものだったら、誰か見てくれている人がいるかもしれないし、
見てくれる人がいなくても、それはそれで、十分ではないだろうか?

必要なことは、自分が納得することだと思う。

と、これは自戒を込めて書いている。

私も、しばしばランキングには悩まされるから。


*

★ランキングなんぼのものと思ひつつ気にしてゐるはわれかもしれぬ

★ランキング下がつたからとランキング参加やめるも本末転倒

★人気とはすなはち人の気でありて人の気などは当てにはならぬ

*

私自身は、書くことが好きで、書くことで癒されているから、それで必要十分である。

ランキングをあまり気にすると、人のブログをやっかむ遠因にもなるかもしれない?

それから、これはやっかみで書くのだが、ランキング上位のブログでも、つまらぬものも多い。