歌がうまくなりたい

「誰にでもわかる」「実感できる」カヌマミュージックスクールのレッスン風景

【テンポに乗って歌う、とは?】

2020年07月02日 18時40分20秒 | 今日のカヌマ

神奈川県相模原市のボーカル教室カヌマミュージックスクールです。

 

また今日も思い出を振り返ってみるという1年前の記事が届きましたよ。

(2019 4/16開設)

この頃は一日の訪問者は 10名足らず だったんですよ。(ちなみに7名)

テンポに乗って歌う、とは?

  泳ぎながら歌う
  歌いながら泳ぐ

この違い、わかりますか?

例えば、クロール(自由形)を同じストロークで泳いでいます。
同じテンポで同じストロークで泳いでいるということです。
そして泳ぎながら歌う。

ところが歌いながら泳ごうとすると
歌に合わせようとストロークが乱れ、
見た目にもスムースな泳ぎとは言えませんよね。
溺れるかも(笑)

歌も同様です。
テンポにスムースに乗って歌いたいものです。

 

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【音にはうるさいはずなのに??】

2020年07月02日 06時56分03秒 | 豆記事

神奈川県相模原市のボーカル教室 カヌマミュージックスクールです。

 

ン十年も前のことですが

毎週TVで市川昭介先生が歌唱指導をする番組がありました。

毎回2人(アマチュア)、先生がピアノを弾きながら歌を歌わせての歌唱指導。

見始めた頃は ものすごく 違和感がありました。

なぜなら先生は作曲家なので きっと音にはうるさく 歌い手がちょっとでも音を外したり、テンポからずれたりしたらその点を指摘し矯正するのかと思いきや

「この言葉はこういう気持ちで歌いましょ」

サビで盛り上げようと声を張り上げて歌う男性には「そんなに力んで声を出さないで、もっと歌詞を理解して」という具合。

でも毎回見ているうちに先生の真意、ことばを聴き手に伝える気持ちの大切さ表現、とっても勉強になりました。

 

それから数年後

市川昭介先生と生徒さん

カヌマが相模原で教室を始めたのが2002年ですからその頃のお話です。

 

いろいろな大会に出場してそこで知り合った人たちと交流している生徒さんがいました。

さだかではありませんが確か小田急線の百合ケ丘に焼き肉屋さんがあり オーナーは作曲家の市川昭介さんの弟さんでした。

月に一度弟さんのために市川先生がそこで歌の会をしていました。

大会で知り合った人に誘われ生徒さんは何度かその会に参加していました。

この生徒さんを 先輩 とします。

その頃カヌマに入ったばかりの生徒さん(新人とします)と仲良くなり「いい所に連れて行ってあげるよ」と市川先生の会に誘いました。

新人は何が何だかわからないままついていくと焼き肉屋さんのテーブル毎に数名ずつ座り先輩と新人も一つのテーブルに数名の人たちと座り先生を待っていました。

集まった人たちの中にあれやこれや言ってくる威張ったおばさんがいて先生が来るまで自慢話。集まった人たちは またか という顔。

先生は忙しい方なので集まった全員の歌を聴くわけにはいかず各テーブルから一人ずつ出て先生に歌を聴いてもらうことになっています。

生徒さんのテーブルでも今日は誰が歌う?あなた?などと話し合い先輩が歌うことに決まりました。

何人かが歌った後、例のおばさんのテーブルから今日こそ私が歌うとおばさんが意気揚々と出てきました。

ものすごい大声で怒鳴るような歌い方

いつもは穏やかでやさしい先生が椅子から立ち上がり「あなた、そんな歌い方で歌を歌うのなら金輪際この会には来ないでください」と声を荒げたそうです。

自信満々だったおばさんは顔面蒼白。ブルブル震えていたそうです。

それを見ていた人たちも皆びっくりして下をむく有様

おばさんの次は先輩の番、先輩もビビってあろうことか新人に「あなたせっかく来たのだから先生に歌を聴いてもらいなさい

新人は何が何だかわからず言われるまま自分が若い頃大好きだった歌を歌いました。

新人が歌っている間 先生は目をつぶって聴き 新人が歌い終わると「いやー」と大きな溜め息

又怒るのかと皆が思った時、先生はやさしい顔になり「この歌は自分が修行時代、自分の先生が作った歌なんです。歌を聴いていたら その当時のことを思い出しなつかしい気持ちになりました。心のこもった歌、ありがとう」と褒めてくれました。

新人ですもの。上手くはなかったでしょうが先生の琴線に触れたのでしょうね。

その後新人は覚醒し練習に励み あちこちの大会で出れば賞をもらえる歌が歌えるようになりました。今は故人となってしまいましたが素敵な生徒さんでした。

それにひきかえ先輩ったら・・・(笑)

 

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