歌がうまくなりたい

「誰にでもわかる」「実感できる」カヌマミュージックスクールのレッスン風景

【“間”って大切なんですね】

2020年06月23日 07時09分52秒 | ワンポイントpart2

神奈川県相模原市のボーカル教室 カヌマミュージックスクールです。

 

Tさんは ひばりさんの「みだれ髪」を練習中。

 

音程もいいし、歌もズレないし、声もいいし、

声量もあります。ただ力を入れての声量ですが・・・。

 

この歌は音域が広く、高音のロングトーンからスタートするフレーズが

サビにあり、又、曲の速さがものすごくゆっくりなのでなかなか

歌いこなすのが難しい歌です。

 

途中の「塩屋の岬」のフレーズでTさんは苦しそう。

本人もわかっていて

「先生、ここ苦しいんですけど途中で息を入れてもいいですか?」

 

カヌマ

「塩屋の岬 は7語ですよね。塩屋と岬のあいだに“間(ま)が

 ありますからそこでブレスを入れるしかないですね。

 でもそこでブレスをしてもその苦しさは変わらないと思いますよ」

 

案の定、歌いにくくなっただけ。

 

Tさん

「ではどうすればいいのですか?」

 

カヌマ

「こうしてください。

 塩屋と岬のあいだに“間”がありますよね。

 “間”の後の 岬 をチャンと言ってください。

 強くとか弱くでなく チャンと言ってください

 

するとTさんは 塩谷の、 と 岬 をチャンと言いました

 

カヌマ

「どうですか?岬がチャンと言えたでしょう。

 苦しかったですか?苦しくなかったでしょう。

 ブレスが途中で必要でしたか?いらないでしょう」

 

「じゃあ次に岬がどこまで伸びるか(伸ばすのではなく)

 やってみましょう」

 

Tさん

「塩屋の、岬ーーーー」

「苦しくありません」

 

カヌマ

「そうですよね。塩屋の“し”が高音のロングトーンなので

 力を入れて伸ばそうとしたため 岬 が言いにくくなったというわけです。

 岬をチャンという積りで 塩屋の岬 を歌えば何でもありませんよ。

 岬をチャンと言おうとすれば 塩屋の は力めなくなるでしょう

 

「要は力み、そしてフレーズの“間”を活かさないと

 苦しいところは苦しいままで終わってしまいますよ」

 

Tさん

「よくわかりました。“間”ってすごく大切なんですね」

 

 

【カテゴリー別・記事一覧】 今は昔、ワンポイントレッスンetc

カテゴリー別・音声レッスン一覧】 Jポップス、演歌、ジャズetc

 

【気分は フランクシナトラ /私の古い日記】さえ先生と

【さえ先生とコラボ、etclove letters,  ikaw laman  etc 小松音楽教室

 

 

ご訪問頂きありがとうございます。

「いいね」応援」等リアクションボタン、「にほんブログ村」の応援クリック、

いつもいつもありがとうございます。 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。