神奈川県相模原市のボーカル教室 カヌマミュージックスクールです。
Sさん
「プロ歌手の歌い方とアマの歌い方はどう違うのですか?
一生懸命聴いて同じように歌おうとしているんですけど
何が足りないのかしら」
カヌマ
「そうですね、アマにもプロよりも 音程のいい人、リズム感のある人、
声質のいい人はいますよね」
「でも歌い方の決定的な違いは“ことばを伝えようという意識”の差かな。
ことばを伝えるための“間(ま)”、考えたこと、ありますか?」
Sさん
「・・・」
カヌマ
「“間”の取り方次第で同じメロディを歌っていても
全く表現が違ってきます。カヌマは“間”こそ感情表現そのものだと
考えています」
「例えば
古池や 蛙飛び込む 水の音
蛙飛び込む を一気にいうのと 蛙と飛び込むのあいだに“間”を入れるのとでは
全く情景が違ってきます」
「まず「蛙飛び込む」の蛙と飛び込むのあいだに“間”を入れて蛙を普通に言ってから間を入れて①飛び込むをそっと言ってください、次に②飛び込むをしっかり言ってください。
どうですか、①と②では蛙の飛び込み方が全く違うでしょ。後の水の音はどうですか?
①だとポチャン、②だとドボンまでいかなくてもボチャン。
間を入れることで水の音まで変わってきますよ。
そして
「感情の表現にも欠かせないもの、それがことばの“間”なんです。
「あなたがすきよ」間がないと気持ちのない口先の言葉。
①あなたが、好きよの好きよをそっと ②好きよをしっかり。
違うでしょ。
“間”がないとそれこそ 間抜け になってしまいますよ。
音程もリズムもいいのに何だか一本調子になるという感じですかね」
Sさん
「ああ、そういうことだったんですね、違うのはわかっていても
何が違うのかがわからなかったのですがこれで納得できました」
カヌマ
「でも一語、一語で音程をとりながら歌っていては出来ないことです。
まずしっかりフレーズで歌えること、そしてそのフレーズの中で
“間”をいかすことです」
「ヒント
一つのフレーズが “7” のことばだったら “3、4”に分かれるとか
“4,3”に分かれるかということです。
特に演歌は 7,5調の詞が多いですから“間”をいかせば
すごく上手に聴こえるようになります」
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