映画の記事、久しぶりです
今更ですが、観たかった「舟を編む」をようやく鑑賞できました。
クドカンの「中学生円山」と迷いましたが、初志貫徹でこちらを選びました。
私自身、辞書は大好きで、いまだに結構活用しています。
わりと、普段から手の届くところに辞書がないのは不安なタイプで、最近は昔ほど、
紙にペンで文字を書く機会は減りましたが、それでも漢字がわからないときは辞書を引きます。
たまにズボラして、携帯で調べちゃうときもありますけど…。
しかも、国語辞典に関しては、辞書も広辞苑みたいな語彙数の多いものと、
手軽に使えるハンディータイプの2冊はあってほしいです。
そんな私の利用頻度が高いのは、学生時代から使っている旺文社の国語辞典と古語辞典です。
…導入部分長くなりましたが…。
辞書編集部に移動した馬締(松田龍平)は、大型辞書「大渡海」の編集に携わるをいう話。
初めて知りましたが、広辞苑くらいのサイズ辞書の完成には20年近くも要するとのこと。
用例採集(辞書に乗せる用語を選ぶ)、意味や使用法などの原稿を集め、ところにより挿絵を入れたり、
校正も五校までする果てしない作業です。
なにせ語彙数が多いから。
しかも「現代に生きる辞書」を目標に掲げているため、ら抜き言葉などの変化を遂げてしまった言葉や、
若者の言葉も入れるとなるともう大変。
松本先生(加藤剛)が、合コンに行ったり、馬締とファーストフードで用例採集をするところなど、
松本先生がシブイ学者なだけにユーモアがあって面白いです。
大学院で言語学を学んでいた馬締の自宅アパートが、まさに本に埋もれた部屋で、とっても味があり、
辞書編集部の部屋も大学の古い資料室みたいで素敵でした。
辞書を作るのって、とっても大変なんだと、この映画を見て初めて知りました。
もっと、丁寧に辞書を引きたいと思います。
そして、じっくり辞書も読んでみたいと思いました。
広辞苑の改訂版欲しくなってしまう…。
辞書を作る、というストーリーの中に、いろいろな人間ドラマがあって、それぞれいろんな立場にありながら、
同じことに打ち込んでいる仲間、みたいなのを素晴らしく思いました。
中でも、私が一番な役どころだな、と思ったのは、辞書編集部の西岡(オダギリジョー)です。
チャラチャラしたようでも、しっかりやるところは抑えていて、実は一番頼りがいがある人だと思いました。
ハデなシーンもミラクルもありませんが、努力して報われる映画。文学好きにはハマる映画化と。
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今更ですが、観たかった「舟を編む」をようやく鑑賞できました。
クドカンの「中学生円山」と迷いましたが、初志貫徹でこちらを選びました。
私自身、辞書は大好きで、いまだに結構活用しています。
わりと、普段から手の届くところに辞書がないのは不安なタイプで、最近は昔ほど、
紙にペンで文字を書く機会は減りましたが、それでも漢字がわからないときは辞書を引きます。
たまにズボラして、携帯で調べちゃうときもありますけど…。
しかも、国語辞典に関しては、辞書も広辞苑みたいな語彙数の多いものと、
手軽に使えるハンディータイプの2冊はあってほしいです。
そんな私の利用頻度が高いのは、学生時代から使っている旺文社の国語辞典と古語辞典です。
…導入部分長くなりましたが…。
辞書編集部に移動した馬締(松田龍平)は、大型辞書「大渡海」の編集に携わるをいう話。
初めて知りましたが、広辞苑くらいのサイズ辞書の完成には20年近くも要するとのこと。
用例採集(辞書に乗せる用語を選ぶ)、意味や使用法などの原稿を集め、ところにより挿絵を入れたり、
校正も五校までする果てしない作業です。
なにせ語彙数が多いから。
しかも「現代に生きる辞書」を目標に掲げているため、ら抜き言葉などの変化を遂げてしまった言葉や、
若者の言葉も入れるとなるともう大変。
松本先生(加藤剛)が、合コンに行ったり、馬締とファーストフードで用例採集をするところなど、
松本先生がシブイ学者なだけにユーモアがあって面白いです。
大学院で言語学を学んでいた馬締の自宅アパートが、まさに本に埋もれた部屋で、とっても味があり、
辞書編集部の部屋も大学の古い資料室みたいで素敵でした。
辞書を作るのって、とっても大変なんだと、この映画を見て初めて知りました。
もっと、丁寧に辞書を引きたいと思います。
そして、じっくり辞書も読んでみたいと思いました。
広辞苑の改訂版欲しくなってしまう…。
辞書を作る、というストーリーの中に、いろいろな人間ドラマがあって、それぞれいろんな立場にありながら、
同じことに打ち込んでいる仲間、みたいなのを素晴らしく思いました。
中でも、私が一番な役どころだな、と思ったのは、辞書編集部の西岡(オダギリジョー)です。
チャラチャラしたようでも、しっかりやるところは抑えていて、実は一番頼りがいがある人だと思いました。
ハデなシーンもミラクルもありませんが、努力して報われる映画。文学好きにはハマる映画化と。
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