西本願寺から正面通を歩いて角屋まで行きました。
以外と近いです。
数年前は幕末や新選組の本ばかり読んでいてそれなりに史跡めぐりしましたが、島原だけは行ったことがなかったのです。
今年は大政奉還から150年目というけとで「京都冬の旅」は幕末がテーマだそうです。
角屋も確か通常は予約して見学制だったと思いますが、今回は「京都冬の旅」で13年ぶりの公開だそうです。
ただし1階のみなので、残念ながら2階の「~の間」の数々はまたの機会に。
といっても1階部分だけでもかなり広くて見応えがあります。
入口を入ってまず目に付くのは新選組のつけた刀傷。
中庭を通ってとても広い台所を見学。
刀掛けとか刀箪笥とか…確かに当時ここを訪れるお客さんはみんな刀持っているものね。
説明に「現在のロッカー」と書かれていたのが少し笑えます。
それにしても重要文化財の建物は暖房設備もないのでこの雪のちらつく日の見学は寒さが厳しすぎました。
奥の松の間だけは、以前火事で焼けての再建だそうで、重要文化財ではないそうです。
ちなみに新選組の芹沢局長が酔いつぶされた宴会会場はこの松の間だそうです。
(その後八木邸にて暗殺されました)
松の間から見える臥龍松。
雪がちらちらするのも風情があります。
松の後ろの白い壁に遊び心か石がはめ込まれているのが気に入りました。
床の間。
廊下や中庭。
上の写真の奥の部屋は網代の間。
北山杉もふんだんに使った贅沢な間です。
当時の行灯や蠟燭の煤で天井も壁も黒ずんでいました。
赤い壁が特徴的。
角屋といえば新選組の印象が強いですが、西郷隆盛や久坂玄瑞、坂本龍馬も使っていたのですね。
久坂玄瑞の書状がたくさん残っていて驚きました。