須賀しのぶさんの「神の棘」。
日本史しか興味なかったわたしですが最近は宗教とか思想とかいろんなことを考えるようになって、そんな時にこの本を読みました。
第二次世界大戦の頃のドイツです。
浅学なわたしはナチスとか言ってもユダヤ人の虐殺とか人体実験とかUFO(眉唾)とかしか踊らされた余計な知識しかなかったのですが
教会の弾圧とか障害者の排除とか本当にすごい発想だなと驚愕するばかりで
で、わたしは本の感想とかは本当にへたなので(アマゾンとかで評価書いている人達スゴイなぁ)本当に感じたくらいしかかけませんが
SSで生きるアルベルトと修道士(のち司祭)マティアスの様々な試練にもういろんなことを考えながらも端的に言えばただドキドキハラハラしながら読みました。
なんか日本にいると信仰の意識とかないけど(あ、でも今話題の「教育勅語」とかはそういうことか。あくまでも現代のわたしがってことなんですね)
勉強になりました。
そして最後はやっぱりかというか、それぞれの生き方が潔すぎて…感動。
今新国立美術館でやっているミュシャ展もスラブ叙事詩を見にいきたいのですが、それもこの前NHKの番組でミュシャの特集を見たからで…
今まで無関心すぎたヨーロッパの歴史観が変わって反省してます。
ミュシャ展観に行きたいのに手に入ったのは上野の「バベルの塔」のチケット…。