うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

トランヴェール

2008-10-30 08:57:35 | 読書
JR東日本の新幹線に置いてある情報誌、今回は政宗さまでした(^-^)v

確かに、今まさに政宗&小十郎あたりが大人気みたいで…。

私が歴史好きになったきっかけは、
中学時代に図書館で借りて読んだ、
山岡荘八さんの「伊達政宗」全八巻だったんです。

だから原点がコレ…。

その後は同じく山岡荘八さんの徳川家康(全26巻!)に
手を出したので、スタートは随分と正統派だったんですね(^^;)

今ではかなり偏ったマニアぶりを発揮しておりますが…。

政宗さんの場合、誰もが書いておりますが、
本当に産まれてくるのがちょっと遅かった…。

今回、この記事を読んでいて、平泉の藤原氏を意識して
瑞巌寺のきらびやかな襖絵をかかせたとか・・・
なるほどと思いました。

東北にあっても都に劣らず、都と対等な関係を続けた藤原氏を目指したんですね。

天下は駄目でもかじりつけるところにはかじりつく…
(言葉は悪いですが、良い意味と思って使っております)
発想は本当に尊敬してしまいます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅日記10

2008-10-28 01:35:33 | 旅行・参拝
四条烏丸でバスを乗り換え、京都駅までは1時間弱のバスの旅でした。

今回は本当に拝観メインの旅だったので、食べ物と買い物はほぼ未消化…。
来る気になれば、いつでも来れるのでよしとしましょう。
結局、鳥獣戯画グッズは増やせませんでしたが…^^;

でも、これだけは買う!
京都に来たら、いつも食べている進々堂のカレーパン…。
もともとパン好きで、しかもカレーパン好きな私ですが、
ここのは本当に好みです♪
数年前から、京都に来るたびに食べ続けています^^

結局お昼ごはんを食べ損ねていたので、
旅の気分を盛り上げるために駅弁を買うことにしました。

駅弁なんて久しぶりです。
しかも帰り道だし…

というわけでコレ、買いました。



出陣…って、今まさに帰ろうとしていますが(笑)

こちらは中身。



ちょっと冷え冷えなのが玉に瑕…ですが、
いろんなおかずが入っていました。

このような形で旅は終了です。
お弁当を食べた後は、ぐっすりおねむでした(笑)

でも、このあとかつての恩師におみやげを届けに行くという
大胆な行動にでたのは、バス移動が多くてあまり疲れていなかった…ということかもしれません…。

バスカード様々…ということで、2008京都秋の陣は終了です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅日記9

2008-10-27 01:05:00 | 旅行・参拝
バスを乗り継いでやって来ました。
北の守り、上賀茂神社…(笑)

ここも単純に来たことがなかったので、いつかは来てみたいと思っていました。
下鴨神社は場所的に行きやすいので、何回も行けたのですが…。



↑朱塗り。平安です!

↓立砂です。
ここに神様が降りてきます。



今回は特別拝観みたいなことをやっていて、いつもよりも
ちょっぴり中に入った部分でお参りできるということで…。
早速参加★
まずは、上賀茂神社の縁起を神主さんにお話しいただき、
お祓いしてもらいます。

それから内部へ!
本当に一歩踏み入れたって感じですが、
神主さんのガイド付きなので良しとしましょう。

檜皮葺きの仕組みもやっとわかりました。
何枚も木の皮を重ねて行って屋根にするなんてすごいです。



そして今日は笠懸の神事だそうで、
出場者大集結。
時代がいつか忘れてしまいます…



神事は13:00からだそうで、あとちょっとと待機することにしましたが、
帰りの新幹線の時間もあるので、ドキドキです。
上賀茂神社から京都駅までの距離を考えるとかなりありますから…。

というわけで、めったに来ない上賀茂付近での名物を
お土産にしようと、今のうちに購入。
…とはいえ、今回は割と非公開な旅なので、
お土産もほとんどいらないから気が楽です。

すぐき漬けと焼き餅を買いました。

13時になったものの、さすがは神事!
儀式っぽく開会式が長くて、
とってもハラハラした挙句、残念ながら本番は見られなかったのです。
でもかわいい馬たちをいっぱい見ることができたので嬉しいですね。

いよいよ旅も終わり。
京都駅まで直行のバスは数が少なく結局は乗り換えのバスで
京都駅を目指します!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅日記8

2008-10-27 00:31:05 | 旅行・参拝
同じく山沿いにある竜安寺。

実は最近、「竜安寺 石庭を推理する」という本を読んだ直後だったので、
実際に見てみたかったのです。

確かに見ても、綺麗というものでもなく、
すごいというものでもなく、
どう感想を言えばいいのか難しいお庭です。

確かに、奥に向かって土塀が低くなっているようで、
遠近法で庭を広く見せています。
私には不自然に歪んでいるようにも見えてしまいますが^^;

そもそも、竜安寺自体は室町時代のお寺ですから、
お庭も同じころと思いこまれているようですが、
両社は切り離して考えた方がいいみたいです。
極端な例では、松尾大社の社殿とお庭の関係でしょうか。
あそこのお庭は極めて近年のものですから…。

かつての私は、「これはわび・さびを表しているからこんなに
シンプルなんだよ♪」
といわれて素直に納得していたと思います。

秀吉もかつて家臣とこの寺で和歌を読んでいますが、
そこに庭石の記述はないそうで…
その頃にこの庭はこの形だったのかどうか疑問です。
ちなみに、その和歌の会の時には、
↓このあたりに…



枝垂れ桜があったみたいで、和歌にはその記述が多いそうです。

結論として、江戸時代に作られたのでは…と言っています。
西洋式作庭が取り入れられてからの時代、
しかも作者は小堀遠州…
桂離宮とか南禅寺とか、大徳寺とかそのあたりのお庭と同じです。

西洋手法というのは、先ほどの遠近法で奥行きを出させるとか、
比率で黄金比を使うとか、
お庭に噴水の原理を取り入れるとか、
蘇鉄の木を植えるとかです。
ちなみに、二条城のお庭にも、蘇鉄が植えられていて、
それを鑑賞するための「蘇鉄の間」がありますね^^
今は建物の保護のためか、蘇鉄の間は御簾が下されていて、
外が見えないため、拝観しても知らないうちに通り過ぎる形に
なってしまっているのが残念ですが。

こういう研究って、ちゃんとした答えが出るのでしょうかね。
よっぽどすごい文献でも新たに発掘されれば別でしょうが、
限られた資料と推論だけが全てですもんね。
研究していたら、心細くなってしまいそうです。

いずれにせよ、私には分からないことなので、
石庭を後にして、有名なつくばいを見て、
外に出ちゃいました。

相変わらず天気は良く、空気も澄んでいます。

ほら、すっごく綺麗なコケ。
木漏れ日がさわやかすぎます。



これが鏡容池。でかいです。
睡蓮もいっぱい。
咲いている季節はきれいでしょうね。



バス亭に戻り、次はさらに突然思い立って、
上賀茂神社へ。
バスは乗り換えないといけません★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅日記7

2008-10-26 22:51:16 | 旅行・参拝
2日目はどこに行きましょう…

朝起きた時まで、吉田神社とか、真如堂とか、黒谷あたりに行く気満々でした。
…が、いつの間にか、竜安寺に行きたくなっていました。
そしてそこまで行ったら、金閣寺も行ってこよう…みたいなノリで、
いつの間にやら世界文化遺産めぐりに…^^

金閣寺も、竜安寺も、中学校の修学旅行で来て以来、足を踏み入れていません。
というのも、かなり京都駅と離れていることと、
いつ行ってもヒトがイッパイという印象があるからです。
同じ理由で、最近はめっきり清水あたりにも行っていません。

長いバスの旅でドライブ感覚でもいいかな、と思いまして。

でもね、結論。
金閣寺はやっぱり見ておいてよかったです。
中学時代の記憶って、やっぱり曖昧なのと、
あの頃は大して興味がなかった…というのも致命的。

やっぱり凄いです、金閣寺。
かなり天気に助けられていますが、写真もきれいに撮れました。
池に映る金閣寺がまた素敵なんですよ。

案の定、朝からすごいヒトですが、
ゆっくりとお庭を回るのも悪くない。
お庭に関しては、全く記憶がなかったので、どれも新鮮でした。



ほら、この岩。エライ人が座った椅子だそうです。
茶室もありました。

出口付近はさすが修学旅行生や海外のツアー客のメッカというか、
お土産物屋さんがにぎわっています。
茶店、なんとなく写真撮ってしまいました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅日記6

2008-10-26 22:32:32 | 旅行・参拝
本日のお宿は、四条大宮付近。壬生寺のすぐ近くです。

チェックインしたのは19時頃。

無理矢理ギリギリに予約したホテルだったので、ありがたいことこの上なしです。
多少、移動に不便ではありますが、文句は言えません。

お部屋に荷物を置いて、ゴハンを食べに行くことにしました。
そういえば、朝の新幹線でゴハンして以来、お昼のことなんてすっかり
忘れておりました。
さすが一人旅…。
友人と来るときは、気合入れて予約までして食に走るのにね~。

エリア的にも今回は食ではなく、むしろ修行の旅だったので、
こうなることは分かっていた気もしますが…(^^;)

夜のお散歩も楽しいので、とりあえず、四条通を烏丸通り目指して突き進みます。
四条烏丸あたりを過ぎてしまえば、賑やかですし、このあたりの
裏道が好きで、行くたびに散策します。
さすがに今回は、時間も時間なので、飲食店以外はクローズド。
地元の人が食べるお店をテーマに食事をしながら、ケータイで日記書いてました(笑)

ホテルに戻ったら21時ころ。結構さ迷ってきましたね~。

寝不足続きだったので早く寝ようとは思いつつも、
なんとなく、地下にあるバーで一杯飲んでくることにしました(笑)

寝酒です★

お客さんも二組だけで、私より若いバーテンさんが1人で切り盛りしていました。
カウンターの一番奥に座って、甘いのがいいなぁとダイキリをオーダー。
最近はラムベースばっかりです。

気さくなバーテンさんは、ウィスキーにはまっているらしく(若いのに)、
カウンターに並んだボトルを嬉しそうに見ながら、
「もし今地震が来たら、どの子から守ろうか決められません」
と笑っていました^^
本当に好きなんですね~。こちらも楽しくなりました♪

1人で深酒しても虚しいだけなので、予告どおり1杯でやめて、
12時には就寝です。

★ ★ ★

良く眠って、6:30起床。

今日もいい天気です。

そしてこれが朝ごはん。
和定食です。



でも何故か、パンだけブッフェ形式になっています。
ゴハンあるんだから、パンはいらないだろう…と思うのは私だけでしょうか??
とりあえず、ゴハンだけでいいです(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅日記5

2008-10-26 21:48:04 | 旅行・参拝
清涼寺からてくてくと歩いて嵐山方面へ。

夕方とはいえ、まだ観光客はいっぱいです。
でも早いお店は店じまいしてます。

そういえば、野々宮神社って、なぜか一回も行ったことが
ありませんでした。

嵯峨野、何度も来ているし、源氏物語大好きなのに^^;

というわけで、鬱蒼とした薄暗い竹林を進んで
野々宮神社です。



こんなに竹林の中の薄暗い小さな神社だったのですね。
夕方とはいえ、ここはさすがに女子が多く、
人力車の観光客もイッパイなので安心して行けました^^

さて、再び通りに戻り、バス停を目指しますが、
ふと立ち寄ったよーじや…

トイレが可愛かったので思わず写真撮りました(笑)



洗面所のシンクもこんな感じでした♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅日記4

2008-10-26 21:27:49 | 旅行・参拝
清涼寺、来ましたっ♪

だんだん夕方に近づいてきています。

清涼寺も、見どころが多くて大好きなお寺です。
嵯峨釈迦堂、境内も広く、信仰の香りがぷんぷんします。
予想外に規模が大きいのもまた魅力的です。

バス停から入ってきたので、仁王門は無視して、
いきなり一切経蔵からスタートです。



声明のような声が聞こえます。
夕方のお勤めかと思ったら、録音です(笑)
そういえば、私は大学が仏教系大学(真言・天台宗系)でしたので
在学中に声明のCDもらいました^^
聞いていませんでしたが・・・
(そもそも私は仏教学部ではないですし)

ここは文化財もとても興味深いです。
以前来たときは、光源氏のモデル、源融の面影を残した阿弥陀三尊像を
見てみたい…くらいの気持ちでしたが、
ご本尊の釈迦如来の中に、絹製の五臓六腑が入っていた…
という発見は、とても衝撃的でした。
釈迦如来も生身の人間と同じように考えられていたのでしょうか…?
ちょっとありえないような…(--;)
そして、その五臓六腑がこれまた良くできていて、
10世紀頃でも人体解剖なんてしていたの~と衝撃を受けたわけです。

…という気持ちを再び味わってみたいと再訪★

ここもお庭も回廊もきれいなんです。
すっかり夕方っぽく山の陰に陽が落ちてしまいましたが、
少し紅葉も始まっています。



霊宝館の中の、阿弥陀三尊像はとっても美しいです。
阿弥陀物は、光背も素晴らしく表情もりりしい。
これが源融…?
左右の勢至菩薩も、観音菩薩も、とっても美しい表情です。
瓔珞などの装飾や、衣の流れる様、印を結ぶ繊細な指先、
そしてくびれた腰!

この三尊像と、広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像は、たぶん
一生見続けても飽きないのではなかろうか…^^;

一通り見たら、もう17時近く。
だんだんと山沿いの空気もひんやりとしてきました。

そしてふと境内の地図を見ると…
あ、聖徳太子殿があります…

とりあえず行ってみましょう★



ほら、夢殿です。
どういう因果があるのかよく分かりませんが、聖徳太子自体が
既に信仰の対象だったからでしょうか。

ちなみに源氏物語のスタンプラリーなるものを一帯でやっており、
清涼寺では、光源氏のスタンプをゲットです(笑)
ちなみに野々宮神社は、もちろん六条御息所でしたが、
光源氏だけしか押していません…。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅日記3

2008-10-26 20:36:43 | 旅行・参拝
さて、再びバスに揺られて桂川を渡り、嵐山を通過します。
さすがに土曜日で晴天。観光客でにぎわっています♪

大覚寺もそれなりに結構人がいました。

嵯峨天皇の御所だった門跡寺院だけあって、規模が大きくて
好きな場所です。



キレイです。
寝殿造りです。



私、回廊がすごく好きなんです。
まっすぐ行って、直角に曲がる…。
回廊、歩いているだけで本当にドキドキします。

そして、御影堂では、お参りの方々相手に、若いお坊様が説法をしていらっしゃいました。
途中から一緒になって聞いていたのですが…
それがとても心を打つ内容で…
今まさに自分が日々悶々としている内容だったのです。
それが何かはヒミツですが、これで私の心に光明が差したのは確かです^^

それから本堂を通って、回廊を曲がると正面が開けて、
大沢の池が目の前に広がります。
天気も良くてのどかです。
平和だなぁ…。
たとえ平和じゃなくてもそんな言葉が口をついて出そうな光景です。



そして写経をすることにしました。
般若心経一巻を浄写いたします!
無心に文字をなぞっていると、心が落ち着いてくるから不思議です。
実は今回の旅、単なる観光ではなく、一つの迷いを断つために
来ています(笑)
昔から、何か決断したい時や、日常に疲れたときに京都に来て
浄化されてきましたから、今回もそのつもりで^^
くれぐれも何に悩んでいるかはナイショです。
大したことじゃないんです、きっと…^^;

写経をしながら吹っ切れました。
吹っ切れたってことは、無心になっておらず、
文字を追いながらも、色々と頭の中はフル回転していたのかもしれませんが、
迷いもなく、一気に結論に達したのは我ながら不思議です。

そこからは筆が軽くなりました。

般若心経、私には割となじみがあります。
以前いた会社の創業者が、仏教の信仰が厚く、
年に数回、会社で仏教行事がありました。
花祭りや、大般若といわれる会で、和尚様がいらっしゃって
みんなで般若心経などを唱和するんです。
あと、交替で2年に1回くらい、参禅会もありました。
禅宗(曹洞宗)のお寺に行って座ります。

さて、写経が終了すると、お焼香をして煙で写したものを
清めて、奉納します。

何か、スッキリ★

次は歩いて清涼寺に向かおう…と思っていたところ、
丁度バスがいたので、短い区間ですがバス移動です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅日記2

2008-10-26 11:16:51 | 旅行・参拝
京都駅にたどり着いたのは12時前頃です。
結構城南宮でゆっくりしてしまいました。

そこからはバスを利用して松尾大社へ向かいます。
実は松尾大社は初めてなんです。
お酒好きなのにね(^^;)

さすがは日本最古の神社だけあって、岩や木や滝を神様の
依代として信仰したんだな~というのがはっきり分かります。

木も、岩も、滝もりっぱに祀られています。
まずは本殿にお参りをし、庭園へと入ります。

宝物館には、3体のご神像や、かなりの古文書が展示されています。
古文書は織田信長や徳川家康や、源頼朝…壁一面に大きく拡大されているので、
宝物館に入ると彼らに囲まれている気が…。コワイ…^^;

宝物館には、おじいさんが常駐していて、いろいろと解説をしてくれました。
幸い私は一人だったので、おじいさんも学者のようにとっても丁寧。
しかもとても面白いお話を聞かせてくださいました。

それはご神像についてのお話です。
真ん中にいる、唯一の女神、中津島姫命についてなのですが、
海上守護の神様で、広島厳島神社のご祭神と同じだそうです。

そして、水の守護から、古くは弁財天も同じということで、
江ノ島や他の弁財天(せっかく聞いたのに、忘れちゃいました--;)と
共通項が多いそうです。
弁財天像には蛇がつきものだそうで、つまり、像をよく見ると、
女神の膝の上に、服のしわのように見える蛇が1体、
組んだ腿の下にも1体、
そして頭の上には結いあげた髪の毛にも見えますが、真横から見ると、
まさに大陸文化かと思うかのような、見事なコブラが乗っているのです!!

縁起を見ても、この神像は衣服も唐式で、大陸文化の影響を受けています。

このおじいさん、何年もこの像を見続けて、いろいろな発見をしたそうで、
侮れません。

さらに、この女神なぜかよく見ると、顔がななめ下を向いていることに気付きます。
なぜ正面を向いていないのかというと…

これもおじいさんの研究結果だそうですが…。

いわく、
「この像には顔が4つある」とのこと。

おじいさんは私の手をとって、かなり興奮した感じで、
「ほら、まずは左横からみてごらん」
と引っ張っていきます^^;

正面から見ると、温和な女神像、これが1つめ。
それが、左から見ると、鼻筋の通った、西洋系の美人顔なのです。

額からまっすぐに延びる鼻梁は、西洋人の特徴ということで、
大陸文化の聖人のようなきれいなお顔なのです。
(東洋系は、眉間でいったん窪むので、額からの直線にはなりません。
知りませんでしたが…。)
これが2つめ。

そして3つ目は、右横からの顔。
怒った顔です。
正面から見ると気付きませんでしたが、
眉の角度や、口元が微妙に違うようです。

そして4つ目。
それは、しゃがみ込んで見上げてみると…
あれ?女神だったのに、力強い男顔に見える!!

さっきの隠された蛇にも驚きましたが、
この顔のおはなしにも驚きました。

おじいさん、あんた何者だよ…みたいな感じです。

次の拝観者が来たので、私は再びお庭へ。

でも、このお庭への道、すっごく怖いんです…。



ぐるりとお庭を回って、建物と松尾山の間の道になるのですが…
ほら、うっそうとしていて、怖くないですか!?
なんだか、入っちゃいけない雰囲気です。
神隠しにあいそうです。



さらにこっちは立ち入り禁止。
禁域の磐座へ向かう道だと思うのですが…
やっぱり異界への入口っぽい雰囲気です。
まだお昼過ぎなのに薄暗いし…。

このちょっと怖い道を抜けると、またちょっと怖い雰囲気の
霊亀の滝。
正面には天狗の顔に見えるという、人面岩もあるし、
ワクワクする反面、実は鳥肌たってました(汗)
天狗岩、にらんでるんですもの…。

その後は蓬莱の庭などを見て癒されましたが、
けっこう怖かったですね・・・。

最後はお酒の資料館を見て終わりです。



ほら、妙にセクシーな人形がいますよ(笑)
かなり違和感ですが、面白いのでよしとしましょう^^

そして再びバスに乗り、目指すは大覚寺です★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする