今年もこの日がきた。もう5回目か。
毎年、命日のお供えだけど明るい感じで、と予約するアレンジメントは、今年はいままで以上に華やかな仕上がり。
入荷したばかりのダリアも入れてくれていて、でもコスモスが秋らしさとちょっとした儚さを醸し出していて、明るくていいな。うん。
菊はNGにしてもらったけど、部屋には先週買ったお月見用のポンポン菊とリンドウとススキも飾ってあるから、にぎやかでなんかいい。
その上、下の階に住む知人が、トルコキキョウと千疋屋のゼリーを届けてくれて、
命日の話をしたっけなぁと思ったけど(少なくともコロナになってからはほぼ会っていなかったので、それ以前に我が家で茶会でもした時に話題になったのだろう)ありがたくお供えさせていただく。
祭壇はあの人の好きだったもので溢れ返っている。
シャインマスカット、和梨、チョコレートケーキ、バームクーヘン、フルーツゼリー、クッキー、チョコレート。
自分で買ったのが大半ながら、仕事先の人からのいただきものもあってありがたいなと思う。
でも、いくらあの人が好きな物ばかりでももう食べてくれるわけではなく、結局、自分の腹に収まるのかと思うとなぜかぞっとする。
あの人のために買うのが楽しいのであって、たいてい自分で食べたくて買うわけではない。
コツコツ仕事に持って行ってランチ友と食べるのが一番有効だろうと思う。
先日は向島百花園で萩を見てきた。
この時期は里帰りしたくなる。
江戸っぽい朝顔もまだ元気だった。
白いのは「白い彼岸花」ではなく、なんとか曼珠沙華とか名前があるらしい。
墨堤通りを歩いて、久しぶりに長命寺の桜餅。
久しぶりにこの味。
でもやっぱり一人で5個は食べきれず、翌日仕事に持って行く。