うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

地方にも…。

2013-04-16 09:04:37 | 旅行・参拝


信州に行った際に、予期せず路傍で見つけた国宝…。

青木村の大法寺三重塔。

失礼ですがこんなド田舎、山の中にいきなり国宝とは、看板を疑ってしまう気持ちも。

しかもこの大法寺観音堂には、重要文化財の厨子や須弥檀、その中の十一面観音像、
普賢菩薩立像までいらっしゃるとは。

この二仏、藤原時代の中ごろ作、とパンフレットにありましたが、
藤原時代って平安時代かしら。
普賢菩薩は私の干支の護り仏。白い象に乗っている姿が一般的ですが、
立っている姿は珍しいかも。
仏様たちは予約制での拝観だったので、パンフレットの写真にてご対面しました。

ちなみに塔。



鎌倉時代後半の造営だそうです。
初重が大きいのが特徴で、このような建築は珍しく、だからこそバランスが良いそうな。

確かに存在感ありました。

また裏が斜面になているので、ぐるりをめぐるだけでなく、斜面の上からも
眺められるのがいいです。
こういう感じであるのは、ちょっと室生寺の塔にも近いかな。
あちらのほうがもっと鬱蒼としていまして、こちらは開けている分、
のどかな春の空気とあいまってのんびりと良い感じでした。

地方でも、結構信仰ってあったんですね。
でも中央から大工さんを呼んでの建設だったそうで、それだけのことをした財力の
出所はどこだったのかも興味あるところ。

信州って、善光寺とか諏訪大社とか、山の中にしては、神・仏を問わず信仰の
盛んな地域だった模様。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 再び花見。 | トップ | 高田の夜桜。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅行・参拝」カテゴリの最新記事