うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

古典

2009-10-02 00:43:01 | 読書
先日、梅原猛さんの本を読んだのが引き金で、本棚から「枕草子」を引っ張り出しました。

校注 枕冊子

大学の時に読んだヤツですけど、

言われてみれば、やっぱり意味不明の段もうまく紛れ込んでおります。

確かに、昔読んだ時も、

「はるはあけぼの…」とか

「夏は夜…」とか

とーっても分かりやすい段があるのに、反面とっても難しくて理解できない段が
あるな~と思ったものです。

それは定子をはじめ自分達を窮地に追い込んだ、権勢を誇る藤原道長側に対する
怒りや悲しみをうまくカモフラージュしてちりばめたものだったんですね…

後世に残る文学って、やっぱり伝えたいメッセージがあるから残っていくものなのかな…とふと考えてみたり。

柿本人麻呂の歌もメッセージだって言いますもんね。

こういうのってたいがい悲しいものだったり公にできないものだったりするのですけど…

最近いろいろと読んできて、文学と歴史、そして宗教(仏教)は切り離せないものだと感じたり、歴史は勝敗のもとに積み重ねられたものなんだと実感したり。

古代の政争の方が戦国時代などよりよっぽど残酷な気がする今日この頃!
いったいどれだけ闇に葬られた事か~~(T_T)


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