うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

松陰神社

2010-05-18 19:21:37 | 旅行・参拝
今日はあまりの清々しい気候に、新宿に出たついでに足を延ばしてきました。

世田谷の松陰神社。
電車を乗り継ぐと遠い感じですが、私の職場からホントはそんなに遠くない…(^^)

でも今日は地図類を何も持っていなかったので、記憶を頼りに小田急線豪徳寺駅から
世田谷線に乗り換え、松陰神社前で下車。

世田谷線、初めて乗ったけど、味がありますね。
江ノ電みたいな、なんかほっとする感じです。

松陰神社前の駅から、商店街を歩くと、パッと開けて大きな鳥居。
木が青々と茂って、初夏の青空に映えています。

手水で手を洗っていると、その向こうには松陰先生の像。



逆光でなんか神々しい感じに写りました(^ω^;)
今日は、本当に参拝の予定は全くなかったので、デジカメ不所持。
全て携帯写真です…orz



松陰先生の絵が入った絵馬。
松下村塾で、幕末に活躍した多くの志士を育てた方なので、学業の神様となっています。

さて、緑に包まれた参道を進むと、本殿です。



とっても静かで、ここもすごく「気」がいいと思いました。
境内の椅子には、一休みしている方々も。
地元の方々がふらりとお参りに来ているようです。

横には松下村塾の複製がありますが、残念ながら今日は雨戸が閉まっていました。

横手には松陰先生の墓所がありますが、そこに続く道なりにならんだ石灯篭。



山形有朋とか、奉納した方の名前がそれぞれ刻んであります。

この下の鳥居は、木戸孝允による奉納です。
この奥が吉田松陰のお墓です。



安政の大獄で捕えられ、小塚原で処刑後回向院に葬られていた松陰先生を、
高杉晋作や伊藤博文が世田谷に改葬したそうです。(もともと毛利の屋敷があったらしいです)

その後、禁門の変などで幕府と長州の関係が緊迫し、長州征伐の際には、
この松陰先生のお墓も破壊されたそうですが、明治元年に木戸孝允が再建したとのこと。
松陰先生のお墓のすぐ近くに、徳川家奉納の石灯篭も立っています。
失われたものは戻らないし、償いたくても償えないものもあるのですが
それはまた歴史の悲しいところです。
そんな出来事の上に今の日本ができている…ってこと、意識しないといけないなぁ…。

松陰神社 世田谷区若林4-35-1
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