斑爾里(カルガリー)ちゃんねる

平和ボケのただの日本人が、中央アジアのネタと、日本に残る遊牧遺構の記事など書いた。

旅についてのお悩み

2023年06月24日 | 旅行

自分が旅先に選びたい、好きな国や興味のある国や地域は、中国内陸部・モンゴル・中央アジア・ロシア・東欧を含む旧東側諸国に偏っている。

偏りといっても広範囲なので偏りというほどではない。

 

しかしそれらの地域は一般的に、西側(西欧、北米)やアジア(中国沿岸・台湾・韓国・東南アジア)、太平洋地域(豪・ニュージーランド含む)を旅行し飽きた層が行きたい地域だと言われている。

 

自分の行きたい地域は、初心者には難しいと言われる地域だ。友人にそれらの地域に一緒に旅行しようと誘っても、行きたくはないと言われた。行くとすれば一人で行く他はない。

 

自分は海外旅行というもの自体をした事がない。そういう機会がなかった。一人海外行った事がないので、一人海外旅行初心者でユーラシア大陸内部は危険なのか?

 

モンゴルやユーラシア内陸のパックツアー、あるにはあるが、自分には到底手が出ない金額である。個人旅行をした方が非常に安い。

 

西側やアジア一人旅で慣れてから、ユーラシア内陸部を一人旅した方が良いのか?

 

 

自分がトゥバ共和国を調べて以来出会った「旅のラジオ」を聞く層がすげー奴ばっかだ。インドのヒップホップ聞いてる奴とか興味関心ある国がインドとか中東とかアフリカとか旧東側の奴ばっか。そして実際に高難易度地域を旅行する。

 

旅ラジは私の興味関心のありそうな国・地域を取り上げてくれる素晴らしいラジオだ。

民間のラジオが滅多に取り上げない広大な穴場を開拓するのでめちゃめちゃ面白い。

 

自分が海外に目覚めたのはコロナ以降。それ以前は日本の外という世界の存在を意識する事は皆無だった。それは生まれ育った家庭の影響もある。

 

自分は海外には全く関心がなく、海外に縁もゆかりもない家庭環境で育った。そのせいか、社会に出て上司から言われたことは「古式ゆかしい」

 

上司の観察眼によると、思考・行動が先進的なコは、海外と縁もゆかりもある家庭環境下で育ったコだと。

上司自身によると先進的なコに対し、どう接すれば良いのか解らず、厳しい言葉を吐いてしまうんだとか。自分はその上司からそんなにむやみやたら厳しい言葉をいわれた事はなかった。

 

家族と見る映画は日本映画ばかりだった。音楽などはあまり聞かない家だったが、買うレコードは邦楽ばかりだ。

食に於いては洋食的なもの(四つ脚動物の肉)もたまに食べる。でも火の通った魚介以外の和食が多い。四つ脚動物の肉は、あまり好んでは食べない。嫌いというわけではないが、母の育った家庭では四つ脚動物の肉と魚介類と生野菜は、食卓に並ぶ事は無かったという。その影響でそうなった。

 

特に外国が嫌いというわけではないが、関心が全くないのである。日本が全世界、更にいえば「世間」が全世界、全宇宙だと考えるしかないという感じだった。

 

両親はこの2-3年、中・韓ドラマを観るようになり、母は友人の誘いでフラダンスを始めた。そのせいか、中韓とハワイがこの世に存在するという認識が出来るようになった。

 

「世間」にそれらの外国が入って来ない限り、解らないのである。ある意味、非常に正しい生き方、在り方である。

 

まだモンゴルやロシアが世界に存在するという事を知らない。

 

自分も実際に行って見たワケではないので、そんな世界が実在するかどうか分かっていないのである。

 

自分がユーラシア内陸を旅する場合、宿から100km単位の活動圏で行動してしまう可能性があるので、それに賛同出来る女友達がいるとは到底思えないのである。

 

女子旅というと、友達と行く場合、相手は心を開く親友で行き先はアジアなどの日本から近い所、宿からの行動範囲が狭く、観光名所と美味しい食べ物、ショッピングなどである。主にする事はお喋り。

相手と喋るネタが解らない。雑学知識はふんだんにあるが、それで相手が喜ぶとも限らない。私は一体どうしたらいいんだ。となる。相手が一方的に喋る女性なら、ひたすら聞き役に徹すればいいので楽。

 

中央アジアの交通機関乗り継いで遠出したいという女はいなかったのである。一緒に行く相手が私だから拒んだというのもある。相手が面白い奴ならいいが、私なんかでは到底面白くもなんともない。まぁしょうがない。

女子は人間的に面白い奴でも、一緒にいてつまらない人間とは一緒に旅をしたいとは思わない。

 

まず、自分から女子に声をかける事自体とても覚悟がいる。挨拶ですら。

相手が不機嫌な場合、挨拶や返事が返って来ない場合が多々ある為、自分からはまず声を掛けれない。

 

中央アジア旅行の件は、相当な覚悟をして誘ってみたが、無下に断られた。その友人は同じ職場の別の友人とカナダやアラスカなど無茶苦茶遠出して、私に聞こえるように「行ってきて楽しかった話」そこらへんの人に喋っていた。その友人からお土産も貰った。彼女は何とも思っていない。

自分も粘着するのはおかしいので、笑顔でお土産にありがとうと言って、その事には触れなかった。それにしても何かモヤる。

 

自分が真面目過ぎるのか?尋常な人間はそんなもんなのか?と思った。

 

海外に関心がほとんどない家族には、海外旅行に一緒に行こう、ましてや中央ユーラシアなんて言えない。

 

自分が昔、母から聞いた話。母の友人の息子がオーストラリアに留学した。彼は高校を主席で卒業した大変優秀な頭脳であった。彼は、日本にはない多様な人間環境に身を置くという人生経験がしたかったという。

母は当然、オーストラリアなどに全く興味がない。それでこう言った。

 

「人間なんてどこの国でも同じだよ。日本にも変な人間とか優秀な人間とか色んな性格の人間がいるから、何も外国に行ってそれを学ぶ必要はないんじゃない?

むしろ日本で色々な人と関わりを持って、嫌な奴とも積極的に関わる。その方がよほど勉強になる。何も金出してまで留学する事はない。」

 

と言った。自分の家は中の上くらいの経済状況で決して貧困ではなかったから経済的に海外旅行に行かれないという事はなかった。ただ考えが保守的というか、まだ江戸時代ぐらいの感覚な所があって、留学とか海外旅行とか言うと「幕末の志士の欧羅巴視察団」の感覚で捉えていたのだろうと思う。

 

母の友人のご子息は、留学の後大学に進みその後一流の商社に入った。

 

私の両親は英語の点数が1桁でも全く怒らなかった。

「英語は使う機会がないからね」とよく言われた。

その代わり、国語や数学の点数が悪いと激怒された。

 

家族、友人に限らず周囲に私の好きな国や興味のある地域を理解されない。

 

もう知らんと言った感じだ。

 

そもそも自分の生きる世界(枠の中)には海外という存在が無い。海外と全く何の繋がりのない惑星である。

 

貴女にとって海外に渡航するという事は筋道ではない。理論上あり得ない。

そういう宿命だと言われているような気さえする。

コメント
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