勇者たちの戦場（BS放送）

たまたまBSで放送されていたのを”運”よく鑑賞。
そして最後まで引き込まれて観てしまった。なぜなら冒頭の戦闘シーンがあったから。

目が離せなくなった。素晴らしいオープニング。すべてここから始まる。冒頭のシーンがなかったら最後まで鑑賞しなかったかも。
オープニングに全てが凝縮されている映画で思い出すのがジョン・トラボルタの「ソードフィッシュ」と水谷豊の「相棒ー劇場版２」。それに匹敵する。

７０点。

イラク戦争から帰還した4名のその後の苦悩・トラウマを描く。
出演: ジェシカ・ビール, クリスティーナ・リッチ, 50セント(カーティス・ジャクソン), サミュエル・L・ジャクソン
監督: アーウィン・ウィンクラー
演技・演出申し分なし。特に美女クリスティーナ・リッチの演技には感心した。相当自分を追い込んで役作りしたと思う。

ただこの映画、よく予算がついて完成し公開されたと思った。アメリカじゃあヒットしない部類の映画だから。
アメリカ人が見たくない内容。いわゆる”弱虫”が主人公。
「プラトーン」のような戦争の不条理を描くのではなく、”弱虫”の心の葛藤に焦点を当てている。
ある意味ノンフィクションで取り上げるのがふさわしかったかも。

それをあえてフィクションで、しかもヒットしそうもない映画を撮ったウィンクラーこそが勇者といえる。人気ブログランキングへstrong>