リトル・ミス・サンシャイン [ブルーレイ]

普段あまり観ない人間ドラマ物で以前から気になっていた作品である。
ぴあ（懐かしい）の劇場出口調査で満足度第１位というのにも惹かれた。
リトル・ミス・サンシャイン [ブルーレイ]版をツタヤでレンタルしてきた。
吹き替え版で鑑賞。

私の採点は、７０点！

中学２年から映画マニアである私のなかでは、まあまあ良い点の方かな。
カメラワークと色調が私好みだった。

負け犬になりたくない負け犬一族の話。
ロードムービー仕立てなのもグー。
ナンセンスコメディの雰囲気だけど脚本がしっかりしているから何度でも観たくなる作品である。

黄色のオンボロミニバスで、一族が娘のミスコンテスト会場に向かう。カルフォニアが目的地という設定もいい。
車の中の会話がいい。
みんなで押さないとミニバスのエンジンがからないというのもいい。一族が団結していくことを象徴している。

ただ個人的には、ちょっとえげつなく感じた。
アメリカのテレビじゃ放送できないような言葉や小物やキャラクターが取り上げられている。
下ネタで笑いを取ろうとしているところが、特に子供が主人公なので気になった。

最後のミスコンの場面も感動すると言われているけど、私は駄目だった。そこから立ち去りたくなった。
日本人は立ち上がって拍手をするなんて出来なんいんじゃないかねえ。いわゆるＫＹ。

そんな点がありながらの７０点。

私はこの作品を北野武氏にリメイクして欲しいと思ったね。北野ブルーの中を黄色いミニバスが走る。ムムム。
最後のダンスは一族がみんなでタップダンスをする、なんてどうだ。いいぞ！
そんなことを夢想させるハートウオーミングな作品である。strong>