kazさんの日々彩々2

どうして花は咲くのだろう?どうして小鳥はさえずるの?
やさしい想いや言葉にふれて、どうして人は泣くのかな?

梅一輪、咲いたヨロコビ・・

2007年01月24日 | 「花」の彩り
早くも梅の花が咲いたのだ。

昨年は確か2月もだいぶ過ぎてからだったのを思うと、
今年はやっぱり暖冬か・・。

枝にびっしりとついたツボミの中に、
たった一輪だけ「我先に!」と白い花が。
(どの世界にもいるのですね~。一番星のように
気の早い、目立ちがり屋のヤツっていうのが・・)



この梅の木は、実は結婚記念にいただいた記念樹。
毎年パッと奇麗な花を咲かせ、春が近いことを知らせてくれる。
そして今年もまた、早くもその姿を見せてくれたというワケなのだ。

カミさんと娘に早速教えてやろうと思い、庭先から家の中に向かって
「お~い!梅が一輪咲いてるぞ~!」と呼んだが、
返って来たのは「あら、ホント~・・」といった気の無い返事。
娘は娘で学校へ行く準備で必死のようで、返事すらも返してくれない。

せっかく梅が咲いたのだ。寒い朝、私はそれを見つけて感激してるのだ。
そのヨロコビを一緒に分かち合いたいのだ。
なのに・・
「あら、ホント~・・」は無いだろう。
しかも結婚記念樹の梅の木じゃねえか・・。

ウソでもいいのだ。
私の呼びかけに、すぐさま庭先へ飛び出して
「まあ、なんて可憐で可愛い花なのでしょう!
今年もワタシ達のために咲いてくれたのネ!
アナタ、この梅の花びらのように、ワタシもいつまでも
美しい女でいますわね!」ぐらいのことは言えないものなのか?

結局私は『梅一輪の咲いたヨロコビ』というものを
女房子供と分かち合うことはできなかった・・。

分かち合えずにこのままヨロコビの解放、発散を
しないでいるというのは何だか妙に落ち着かない気分だ。

そう思っていたら、足下で猫がニャアとないた。
私の想いがわかるのは・・こいつぐらいのものなのである。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ねえねえ、この挿絵  (pa-man31)
2007-01-24 22:36:12
kazさんの自画像なのですかぁ?かっこいいですよぉ。あと、kazさんは、いつもブログは標準語で書かれてますが、日常も標準語でおしゃべりしていらっしゃるんでしょうか?
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思わず(笑)・・・ (フラ)
2007-01-24 23:20:12
そりゃー時間帯が悪い!  お嬢さんが登校前、ということは、奥様は忘れ物ない?なんて頭はそっちのほうか、台所の片付けとか、まあ、梅の花より現実、なのですよ、女は。   という事は男はロマンチストなのでしょう、きっと。 はいはい、わかります、夫を見てると。
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pa-manさんへ! (kaz)
2007-01-25 12:02:46
エ~~ッ!これ、かっこいいですか~?
本物はもっとかっこいいですよ~!(ウソ、ウソ!

自分の場合、ブログ書くときはどうしても好きな作家の方々の文法・論法のマネになってしまうようです。
だから標準語っぽいのでしょうね。

普段は“普通の日本語”を、“鹿児島のイントネーション”で話しています。へんに思われるかも知れませんが、だいたい皆そうです。
「おいどんは・・」とか「・・ごわす!」なんて言う人はもうあまりいませんね~。ご年輩の方々は別だけど。

営業の方や店員さんなどは標準語で話す方が多く、そういうときは、思わず自分も合わせて標準語で話したりしますが、そんなときの自分って気持ちワリ~~ッ!!
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フラさんへ! (kaz)
2007-01-25 12:19:16
フラさん、我が家のどこかに隠れて見てました~?

おっしゃる通りの状況だったんですよ~!
「あら、ホント~・・」と答えてくれただけでも、
実は有り難く思わねばならない状況だったのです。
朝からのんきにしてるのは猫と自分だけ。

ロマンチストは男の証!(そう言えば、猫もオスだし)
フラさんのご主人こそは、そう言った意味で
正に“男の鏡!”です!
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