kazさんの日々彩々2

どうして花は咲くのだろう?どうして小鳥はさえずるの?
やさしい想いや言葉にふれて、どうして人は泣くのかな?

笑いかければ、相手も笑う。

2010年10月27日 | 「想」の彩り
漫画家の水木しげるさんが、文化功労賞を受賞。
水木ファンの一人しては、とても嬉しいことだ。

水木さんは漫画で成功する前の極貧時代(腐り掛けのバナナを買って
飢えを忍んでいた時代)があったが、奥さんはさほど苦には思わなかったのだとか。
水木さんが、当時奥さんによく言っていた言葉、
「笑顔が大切なんだよ。こっちから笑いかければ、相手もニッコリ笑ってくれる。」
そう、どんなに苦しい時でも・・いや、苦しい時こそ笑顔を忘れてはならない、
笑いかけていれば、幸福の女神もきっと微笑んでくれる・・。

このことは、おそらく水木さんが戦時中にラバウルで
原住民と初めて出会った時の実体験から来ているのかも知れない。
マラリアに侵され朦朧としながらも、一人の少年に笑顔を作って見せる。
少年も笑顔で答え、寝ている水木さんの所にその後たびたびバナナを
持って来てくれ、そのおかげで病に打ち勝つことができたのだ。

「ウム、これはいい話!」と、そう思い、
昨夜、晩酌も進みほろ酔い気分の時に、娘をつかまえ語って聞かせてやることに。
「いいか、学校でたとえどんなに嫌なことが有っても、凹んでちゃだめだぞ!
そんな時こそ笑顔が大切、笑っていればきっと・・」
「ハイハイ、わかりました!ワタシ、今からお風呂入るから。」
「・・・・・」
どうやら娘は、すぐに話のてん末の察しがついたようで、
こんな話に長々とつきあわされてははかなわん!とばかりにさっさと風呂場へ・・。
「ちぇ、ヘタな親父の説教は聞きたかねえってか・・」と一人苦笑い・・。

今朝になり、テレビでは今日も水木しげるさんの話題が。
カミさんが興味深そうに見ていたので、昨夜の娘へのウップンをはらすべく、
気取って“笑顔話”を持ち出してみた。
「水木しげるさんが言うにはね、どんな時でも笑顔が大切なんだってさ。
笑いかければ、きっと相手も笑顔を見せてくれる。
苦しみ悲しみの中にある時こそ、そういった精神、心構えが必要なんだな!」
「うん、確かにそれはそう。・・けどね〜!そうだと分かっていても、
イザとなると、そんなこと出来ないのよね〜!
あなただってそうでしょ?」
「ま、確かに・・」

カミさんの意見はごもっとも・・。
確かに月末の色々な支払いのために、金策に頭悩ませねばならない時など、
笑ってなんかいられない!
心の中でそんなことを思い、またもや話の腰を折られて一人苦笑い。
同じ笑顔でも、誰に見せるわけでも無い苦笑いというやつは、
哀しくそしてミジメなものなり・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数日続いた雨がやっと振り止んだと思いきや、
もう、秋の気配など遠くへ吹き飛ばすような、
いきなりの北風の冷たさ!

夏の間、暑さに弱いので、日陰の風通しのいい裏庭につないでいた
我が家の番犬ハクを、陽の当たる表側へ移動。
冬場は毎年ここがヤツの居場所となる。



庭の角の陰の中には、寒そうにして咲いている可愛い草花の姿・・。
「物はついで!」と、その草花も畑の日当たりのいい場所へと移植・・。



番犬ハクも草花も、暖かな場所へ移され、
こちらを見て笑っているかのよう・・。

女房子供には冷たくされても、
動植物だけは我を見捨てず??

また一人苦笑い・・。




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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (☆あやめ☆)
2010-11-01 20:46:37
父ちゃんではなく・・・ハク!良かったネ!!けど、あやめがおやつ食べてる時に、それが見えるのは、ちょっと辛いねぇ・・・ハクと、父ちゃん大好き!!
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あやめ様へ (kaz)
2010-11-04 18:31:11
寒いのが大好きなハク!

けれども、あんまり寒すぎるのも可哀想・・。
冬の間だけの、いつもの場所に移されて
ホントにハクは嬉しそう

でも、あやめ様が言うように、皆がご飯やおやつを食べてる時に、ハクが「僕にも、僕にも!」といった顔でじ~っと見てる・・

これは、こっちもなかなか辛い・・

そんな時、父ちゃんは・・

ソ~っとカーテンを閉めちゃいます
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Unknown (☆あやめ☆)
2010-11-04 20:46:34
えーーーカーテン閉めちゃうのーでも、ホント、見られるのが辛い・・・
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