kazさんの日々彩々2

どうして花は咲くのだろう?どうして小鳥はさえずるの?
やさしい想いや言葉にふれて、どうして人は泣くのかな?

雨音・・。

2007年05月05日 | 「想」の彩り
今朝、どしゃぶりの雨の中をカミさんと娘は大口市へと車で向かった。
「オヤジさんが、近頃少し元気が無いようだ・・」と、親戚からの
そんな知らせがカミさんに届いたからだ。

自分も一緒にオヤジ様のところへ行きたかったが、
自分もまた今、我が親の問題を抱えているので、
遠出は出来ず、家にいなければならない・・。

カミさんの父親、オヤジ様も高齢だ。
田んぼの仕事もこたえるようで、そんな疲れが出るのだろう・・。
出掛ける前の電話では「変わり無くやっている」と、
いつもの調子で話してくれたようで、少しほっとした様子で
カミさんは出掛けて行った・・。

ひとりになると、落ち着かなく思えてきた・・。
切らせた訳でも無いのだけれど、
傘をさし、タバコを買いに行くことにした。

昨夜からのひっきり無しの雨で、あたりはすっかり霧に包まれて、
桜島の姿もまったく見えず、晴の日ならば足下に見下ろすことができる
団地の屋根々も、霧の池にすっぽり包まれていた。



歩きながら、いつか娘が言っていた、
「傘に雨粒が当たる、このポツポツという音が私は好きなの。」
という言葉を思い出した・・。
けれども今はその音も、どこからかコロコロと聞こえてくる蛙の鳴声も
何だか妙に耳障りに聞こえ、頭上では、ゴロゴロと雷さえも低く鳴った・・。



自販機でタバコを一箱だけ買った・・。

帰り道、少し強くなってきた雨の中を、またとぼとぼと歩きながら、
「オヤジ様のところへは、今度はいつ自分は行けるのだろう?」と、
そう思った・・。



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