花はなのつづり箱

季節に咲く花や日々の暮らしなど、綴っていきたいと思います。

キバナノコギリソウ(黄花鋸草) 

2023-07-16 14:10:58 | 花の名前
6月7日  赤堀菖蒲園入り口に咲いていた花

 キバナノコギリソウ(黄花鋸草) 
  キク科 ノコギリソウ属  原産地:ロシア コウカサス地方 
  別名:イエローヤロウ 「(イエロー)は黄色(ヤロウ」は
     (セイヨウノコギリソウ)」の英名で直訳に近い名前です。  
  草丈:70~130㎝ 多年草  花期:6~8月  花ことば:戦い 治療 真心 

日本には明治時代に観賞用として渡来しました。
地下茎が横に伸びて繁殖します。茎は直立して良く分枝します。
葉や茎など全体に白毛があり白っぽく見えます。
根性葉は3回羽状復葉で茎生葉は2回羽状復葉で小葉は細かく裂けます。
茎生葉は互生します。

茎の先に直径10~15㎝程の傘状の散房花序を出し小さな黄色い頭花を多数
咲かせます。
頭花は直径3∼5mmで冠毛は無く周辺に雌性の舌状花が0~2個
中央に15~20個の両性の筒状の花を持ちます。
舌状花の舌部は幅が広くて短く筒状花は花冠の先が5裂します。
果実は痩果です。

和名は黄色い花を咲かせるノコギリソウと言う意味です。


英名:Fernleaf  yarrow,golden  yarrow
学名:Achillea filipendulina
種小名の「filiperdulina」は細長い糸で下垂したと言う意味です。
属名の「Achillea」はギリシャ神話登場する英雄アイレス「Achillea」の
名前に由来します。
アキレスがケンタウロス「Kentauros」から同属の種の効能に関する
知識を授けられ傷薬を作って自軍の兵士に与えたと言う伝説に由来
します。

全草が薬草 ハーブティに利用されます。
利用部位全草  成分精油 
適用:食欲不振 胃炎 腸炎 胆嚢炎 肝臓病 健胃 
   鎮痛強壮 外傷用として止血に用いられる。 
   若葉はハーブサラダで食用にする 花はドライフラワーに
   堆肥用の生ごみの中に葉を入れると早くゴミを分解させる。など

※園芸品種には最大15㎝程の大きな花を咲かせる「ゴールドプレート」
 黄色にやや赤味が入る山吹色の金貨を連想させる「アルトゴールド」
 などがあります。
 開花は初夏から晩夏、花色は黄色もしくは白色で個々の花は舌状花と
 筒状花が合わさる頭花で花序は小花が集まり直径10~15㎝の複散房花序の
 花を咲かせます。
 草姿は直立で地下茎により広がり高さ90(120)× 幅約60(90)㎝に
 成長し葉色は緑色で葉身は羽状深裂葉序は互生葉もしくは根生葉に付きます。
  

                  2023.6.7 キバナノコギリソウ(黄花鋸草) 
             
コメント (2)
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