6日 上三依水生植物園 マツモトセンノウ(松本仙翁)
学名:Lychnis sieboldii
科名/属名:ナデシコ科 センノウ属 草丈: 30~70cm 開花:6~8月
原産地があまりはっきりしない植物で起源には諸説あります。
1つ目 かって長野県の松本地域に自生していた説
2つ目 阿蘇山 に分布するツクシセンノウが元となる説
(マツモトセンノウはツクシセンノウと同種と言う解釈もあります。)
3つ目 中国の華北地域や朝鮮半島で同一と見られる種が自生しており
そこを原産地とする大陸起源説です。
草丈は30~70cmで株元から沢山の茎を出しますが基本的には枝分かれしません。
葉は先端の尖った卵形ですが花色の濃い株ほど赤褐色を帯びた
濃緑色になります。花色の薄い株は逆になり白花の株は緑色葉です。
主に開花期は初夏~夏で茎の上の方の節から径4cm程の花を咲かせます。
花色は赤が基本で白 ピンク オレンジ 絞り等が知られています 。
茎の地中部分に芽が付き翌春にはこれが伸びて新しい茎になります。
大株になると株元は塊状になります。
株元に近い部分の根っこは太短く水分をたっぷり含まれた
多汁質で折れやすく末端に長い細根ができます。
名前の由来は長野県松本市に分布したから。
松本幸四郎の定紋「四つ花菱」に似ているからなど諸説あります。
※センノウは「ナデシコ科センノウ(リクニス)属の総称です。
ヤサイエンゲイ 江戸時代に一旦失われた古典植物から
花図鑑からお借りしました。
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