12月18日(月)
鹿田山フットパスで見たガマの穂の先に白い綿毛が付いていました。
綿毛の付いたガマの穂をみたのは初めてで調べてみたら穂の先を
触ると一気に白い綿毛が飛び出すと言うので試してみようと
また(18日)出かけましたが手が届きそうで届かなくて穂を
触って見る事は出来ませんでした。残念(*_ _)
ガマ(蒲)の穂 (12月8日)
ガマ科 ガマ属 開花:6~8月
水辺にキリタンポの様な見た目の植物が群生する事があります。
見た目が不思議ですがガマの穂と言うれっきとした植物です。(12月18日)
6~8月にソーセージやキリタンポなどに似た茶色の花を咲かせます。
これをガマの穂と呼びます。
葉は最大で150∼200㎝と大きく川沿いや池の周りなどに自生します。
ガマの穂の茶褐色の部分は雌花です。
雌花は弾力があってふんわりと膨らんでいるのが特徴です。
ガマの穂の上部には細長い棒がありこれが雄花です。
ガマの穂は雌花も雄花も花弁がないのが特徴です。
花のように見えませんが穂状な事からガマの穂と呼ばれます。
ガマの穂は大きさ10∼20㎝程で太さは2~3㎝程です。
茎が細い分太いガマの穂はよく目立ちます。
群生しやすいのも特徴です。
ガマの穂は爆発します。
爆発すると言っても火を放って大きな音が出る訳ではありません。
膨らんだガマの穂を手でつぶすと勢い良く破れる為爆発すると言われています。
爆発した穂からは白い綿毛が飛び出し種を飛ばして繁殖します。
フワフワと舞う白い綿毛は美しくて見ものです。
ぎっしりと綿毛が詰まっている為キリタンポのようになっています。
触るなど刺激があると一気に飛び出します。
ガマの穂は食べる事が出来ます。
地下茎は天ぷらに海外では小麦粉にガマの穂の花粉を混ぜて
パンやビスケットにして食べます。
アボリジニが食用にしたと言う記録もあります。
ガマの新芽や若い穂は癖がなく食べる事が出来ます。
ちなみに蒲鉾の名の由来はガマ(蒲)の穂からです。
見た目がかまぼこに似ている事からこのような名前になりました。
香取り線香にも利用できます。
ガマの穂を摘み取って乾燥させます。
摘み取った後2時間ほど放置する事で自然に乾燥します。
これに火を付けて煙を出すと蚊が近寄らなくなります。
それを蚊取り線香として利用します。
煙は嫌な臭いも無い為利用しやすいです。
火口としても利用できます。
火打石を叩きその火をガマの穂に移すと火を強める事が出来ます。
アウトドアなどで火を使用する際にはガマの穂を使うと良いでしょう。
ガマの穂は爆発する面白い植物です。見つけたらぜひ触ってみませんか?
ただし洋服に付きやすいので気をつけましょう。
Green Snapから
がまの穂はよく観ますが、食べられるとは知りませんでした。
種が飛んでゆく姿はとてもきれいですね。
蚊取り線香としても役立つとは・・・
身近な物で色々役に立つものです。
いつも教えて頂きありがとうございます。
いつもの年ですと寒くて出かけられませんでしたが
今年は暖かくて12月も出かけていましたので
ガマの穂の綿毛も初めてみる事ができした!
草や木など昔から食用や薬用となっている植物が
沢山ある事を知り驚く事が沢山ありますね。
いつもコメントをありがとうございます。