ブートレグ愛好会

最北のトレーダーです。貴重音源・映像を共有しましょう。

考察ロニー

2010年06月15日 | Ronnie James Dio
『Evilution』のシングル・プロモ盤で、エディットヴァージョンが収録されている。これも輸入盤ショップで入手。

●Evilution/DIO (1993)
1.Edit
2.Album Version



HR/HMのブームが完全に下火になり、この時代は一部のビックバンドを除き、シングルやPVを作らなくなった。

ロニー伝説

2010年06月14日 | Ronnie James Dio
1993年、ロニーはディオの再生に向けて活動を始める。まずはバンド結成時のリズム隊、ジミー・ベインとヴィニー・アピスが復帰する。しかし、すぐにジミーは脱退し、代わりに元ドッケンのジェフ・ピルソンが入る。要のギターにはヴィニーやジミーとバンドを組んでいた元WWⅢのトレイシー・Gが加入し、はやくも同年に6thアルバム『Strange Highways』をリリース。まさにモダン・ヘヴィネスといった感じで、ホップ(『Lock Up The Wolves』)、ステップ(『Dehumanizer』)、ジャンプと本作で超重量サウンドへとシフトしている。

●Strange Highways/DIO (1993)
1.Jesus Mary & The Holy Ghost
2.Firehead
3.Strange Highways
4.Hollywood Black
5.Evilution
6.Pain
7.One Foot In The Grave
8.Give Her The Gun
9.Blood From A Stone
10.Here's To You
11.Bring Down The Rain

ロニー伝説

2010年06月13日 | Ronnie James Dio
ブラックサバスの歴史をPVと関係者のインタビューで振り返るヴィデオが1992年にリリースされた。Vol.1がサバス誕生からオジー時代末期まで、Vol.2がオジー脱退から1992年まで。ロニーが登場するのはもちろんVol.2からで、1979年の加入時の話などやPV②③が前半に収録。後半には1992年リユニオンの、インタビューとレコーディングの様子が収められている(⑩⑪はPVではない)。⑫は9月8日ロンドン公演のライブ・ショットで当時日本版(LD)では⑫は収録されていなく、外国版でも収録有り・無しの2ヴァージョンがあった。のちにDVD化されるがスリーブには⑫の記載が無いので、今日まで⑫無しヴァージョンの方のDVD化だと思っていたが、今回改めて(購入しても今まで見ていなかったです)見てみたが、"I"が収録されていました。このいい加減な作りは"ディオ"を"デュオ"と表記していることでもわかる。

●The Black Sabbath Story Volume 2:1978-1992/BLACK SABBATH (1992)
1.Hard Road
2.Die Young
3.Neon Knights
4.Trashed
5.Zero The Hero
6.No Stranger To Love
7.The Shining
8.Headless Cross
9.Feels Good To Me
10.TV Crimes
11.Computer God
12.I


1992年11月13日オークランド公演を最後にロニーは脱退。原因はオジーの引退公演に前座として参加することをバンドが決定し、それをロニーが拒否したためで、これ以降ロニーはバンドに戻ることはなかった。当初より、この再結成は「1枚のアルバム、1回のツアー」と公言されていたがそのとおりとなった。

ロニー伝説

2010年06月12日 | Ronnie James Dio
『Dehumanizer』から唯一作られたPVはシングルにもなった"TV Crimes”。このPVを収録したコンピレーションDVDは幾つかあるはずだが、日本版で見ることが出来るのは今回紹介する『Power Rock Today 15th Anniversary』だけ。ご存じ、伊藤正則氏がパーソナリティを務めるラジオ番組15周年を記念して企画されたCD+DVDである。お目当てのサバスのPVのほかにもロニー関係ではレインボー(CD-④)やディオ(DVD-②)が収録されている。

●Power Rock Today 15th Anniversary
CD:
1.The Trooper/IRON MAIDEN
2.Am I Evil?/DIAMOND HEAD
3.747(Strangers In The Night)/SAXON
4.Do You Close Your Eyes/RAINBOW
5.Far Beyond The Sun/YNGWIE MALMSTEEN
6.I Like To Rock/APRIL WINE
7.Love Roaded/WAYSTED
8.Not Fakin' It/MICHAEL MONROE
9.Crucify/THE ALMIGHTY
10.Madhouse/ANTHRAX
11.Hollywood Tease/L.A.GUNS
12.Love Kills/VINNIE VINCENT INVASION
13.Love Song/TESLA
14.Get It On/KINGDOM COME
15.Reign Of Love/HURRICANE
16.Here I Go Again/WHITESNAKE
17.Captain Nemo(Original Mix)/THE MICHAEL SCHENKER

DVD:
1.Woman In Uniform/IRON MAIDEN
2.Rainbow In The Dark/DIO
3.Rock You Like A Hurricane/SCORPIONS
4.Out In The Fields/Gary Moore
5.Let It Rain/UFO
6.Dancer/The Michael Schenker Group
7.Silver And Gold/A.S.A.P.
8.Angel Eyes/RIOT
9.Wake Up Dead/MEGADETH
10.Silent Lucidity/QUEENSRYCHE
11.Shake Me/CINDERELLA
12.Every Rose Has Its Thorn/POISON
13.Get The Funk Out/EXTREME
14.Waterline/DIZZY MIZZY LIZZY
15.Still Too Young To Remember/IT BITES
16.TV Crimes/BLACK SABBATH
17.Street Of Dreams/RAINBOW

ロニー伝説

2010年06月11日 | Ronnie James Dio
(なぜか)オランダでは"Master Of Insanity"のシングルが2種類リリースされた。それぞれに7月25日タンパ公演の最新ライブトラックが2曲ずつ収録された貴重なシングルである。これら2つのシングルに収録されていたライブ・トラック4曲と、同シングルのエディット・ヴァージョンが収録されたプロモ盤も存在し、私は運良く後者のほうを入手できた。このあたりの貴重トラックを収録して、『Dehumanizer』のデラックス・エディションもそのうち出るんじゃないと思う。ちなみにこのプロモ盤にはジャケは無い。

●Master Of Insanity/BLACK SABBTH (1992 I.R.S. CDEIRSDJ 180)
1.Master Of Insanity (edit)
2.Time Machine
3.Neon Knights (live)
4.TV Crimes (live)
5.Die Young (live)
6.Children Of The Sea (live)

ロニー伝説

2010年06月10日 | Ronnie James Dio
アルバム『Dehumanizer』からは"TV Crimes"がシングル・カットされた。収録曲の異なる2種類のシングルがあり、そのうち注目すべきはPart1で、アルバム・ヴァージョンとはアレンジと歌詞が異なる"Letters From Earth"のオルタナティブ・ヴァージョンが収録されている。その他収録曲のライブ・トラックはいずれも既発『Live Evil』からのものなのでPart2はあまり価値がないかもしれない。

●TV Crimes/BLACK SABBATH (1992)
(Part 1)
1.TV Crimes
2.Letters From Earth (alternative version)
3.Paranoid (live)

(Part 2)
1.TV Crimes
2.Mob Rules (live)
3.Heaven And Hell (live)

ロニー伝説

2010年06月09日 | Ronnie James Dio
第2期黄金時代のメンバー、ロニー、トニー、ギーザー、ヴィニーで編成されたサバスは1992年ついに『Dehumanizer』をリリース。当初、Dにはコージー・パウエルを据えていたが、ロニーとの折り合いが悪く、コージーの落馬骨折事故を契機に、ヴィニーに差し替えられた。10年振りのアルバムは名作『Heaven And Hell』路線を期待する声が多い中、ヘヴィリフを主体とする荒々しい楽曲にロニーがねっとりとメロディを歌う作品に仕上がった。評価はイマイチだったが、当初から私は90年代を代表する、ヘヴィさとメロディックさを両立させた名盤だと大満足の思いであった。日本盤には映画「Wayne's World」のサントラに提供された"Time Machine"のデモ・ヴァージョン⑩がボーナストラックとして収録された。

●Dehumanizer/BLACK SABBATH (1992)
1.Computer God
2.After All (The Dead)
2.TV Crimes
3.Letters From Earth
4.Master Of Insanity
5.Time Machine
6.Sins Of The Father
7.Too Late
8.I
9.Buried Alive
10.Time Machine (Wayne's World Version)


このリユニオン劇の首謀者はギーザーであろう。サバスに戻りたかった彼は、トニー・マーティンのいるサバスでは不満だったため、ロニーに復帰の意志を確認し、トニー・アイオミにはロニーの復帰を説得したのだった。
ロニーにとっては、あくまでも主戦場はディオであり、下降し続けるバンドへのカンフル剤として、サバスを利用したのであろう。また、トニーにしても名門復活を期待してロニー復帰を認めたのであって、ロニーとのパートナーシップが完全に修復されたとは思っていなかったはずだ。

ロニー伝説

2010年06月08日 | Ronnie James Dio

1990年にディオのプロモーショ・ヴィデオとライブ・クリップを集めたヴィデオ『Time Machine』が発売される。ロニーの解説とともに映像でディオの歴史を振り返るというコンセプトで、タイトルが示すように曲間ではタイムマシーンが現れる。日本版のリリースは確かベスト盤『Diamonds』と同時期の1992年でタイトルも『Diamonds』に変えられていた。本作ではなぜか傑作PV3本が未収になっている。ライブ・クリップを製作、収録するくらいなら、このPVを収録してほしかった。未だDVD化されてないので、DVD化の際は是非、追加収録してほしいところ。また、ライブ・クリップ⑤⑨は1985年としか公表されていないが、9月13日フィラデルフィア(スペクトラム)公演じゃないだろうか。

●Time Machine/DIO (1990)
1.Wild One
2.Holy Diver
3.Rainbow In The Dark
4.The Last In Line
5.Hungry For Heaven (1985)
6.Rock 'N' Roll Children
7.Stand Up And Shout (1987)
8.King Of Rock And Roll (1985)
9.All The Fools Sailed Away
10.Lock Up The Wolves (outro)


本作に漏れたPVは以下の3本。
・Mystery
・I Could Have Been A Dreamer
・Hey Angel
上記2つはファンタジックで曲をイメージできるような、非常によく作り込まれたPV。
3つめは、バンド・プレイ・オンリーだが、ツアーセット上で歌うロニーは最高にかっこいい。






※所有しているオフィシャルコレクションでロニーの功績を振り返っているが、次回からリユニオン・サバスへ。

追悼ロニー

2010年06月07日 | Ronnie James Dio
アルバム『Lock Up The Wolves』収録の"Born On The Sun"のシングルプロモ盤(非売品)。アルバム・ヴァージョンのほかにエディット・ヴァージョンが収録されている。

●Born On The Sun/DIO (1990 Reprise PRO-CD-4360)
1.edit
2.album version



ロニー以外のメンバーを総入替えし、ローワン・ロバートソンを迎えてヘヴィ・リフを軸に据えた『LOCK UP THE WOLVES』を発表するも、商業的に大失敗。下降し続けるバンドにロニーは苦悩する。結局、ロニーはディオを活動休止させ、サバス復帰への道を選択する。


追悼ロニー

2010年06月06日 | Ronnie James Dio
アルバム『Lock Up The Wolves』から"Hey Angel"がシングル・カットされたが、ここで紹介するのは、プロモ盤(非売品)。アルバム・ヴァージョンのほかにエディット・ヴァージョンが収録されている。日本のショップでも入手できたが、一体どのくらいプレスされたのだろうか?

●Hey Angel/DIO (1990 Reprise PRO-CD-4476)
1.edit
2.album version


90年8月28日、ミネアポリス公演のアンコールでギーザー・バトラーが飛び入り参加、一緒に"Neon Knights"を演奏する。公演後、ロニーはギーザーと飲み交わし、82年のサバス脱退時のいざこざについて和解。これがロニーのサバス復帰への重要な一因となる。

追悼ロニー

2010年06月05日 | Ronnie James Dio
『Dream Evil』がセールス、ツアーともに惨敗に終わり、ディオは活動停止に。まずクレイグが脱退し、ロニーは、後任にイギリス人で無名の新人ギタリストを募集。現代の若者にアピールする音を作り出すべく、当時17歳のローワン・ロバートソンが選ばれる。その後ジミー・ベイン、クロード・シュネルが脱退し、さらにレコーディング直前にヴィニー・アピスも脱退。後任にはそれぞれ、テディ・クック、ヤンス・ヨハンソン、サイモン・ライトが加入。ディオは新メンバーで、1990年5th『Lock Up The Wolves』をリリース。これまでの音楽性を一変させる、ヘヴィでブルージーな作風となった。

●Lock Up The Wolves/DIO (1990)
1.Wild One
2.Born On The Sun
3.Hey Angel
4.Between Two Hearts
5.Night Music
6.Lock Up The Wolves
7.Evil On Queen Street
8.Walk On Water
9.Twisted
10.Why Are They Watching Me
11.My Eyes


当時、このスタイルの激変に驚きとともに失望した。今思えば90年代の幕開けとしては自然な推移とも思える。
オジーが21歳の新人ザック・ワイルドをパートナーに、サバス的な『NO REST~』をリリースして成功したのを、ロニーが参考にしたのではないか。

追悼ロニー

2010年06月04日 | Ronnie James Dio
1998年にリリースされたベスト盤。一応、当時リマスターを謳っていたがここで取り上げるのはそれが理由ではない。特筆すべきは『Dream Evil』アルバムから、シングル・カットされた2曲④⑪のシングル・エディット・ヴァージョンが収録されていることである。

●Master Series/DIO (1998)
1.We Rock
2.Rock 'N' Roll Children
3.Why Are They Watching Me
4.I Could Have Been A Dreamer (7" version)
5.Mystery
6.Just Another Day
7.Twisted
8.The Last In Line
9.Fallen Angels
10.Stand Up And Shout
11.All The Fools Sailed Away (7" version)
12.Night Music
13.Another Lie
14.Night People
15.Hey Angel
16.Overlove
17.Like The Beat Of A Heart
18.Walk On Water

追悼ロニー

2010年06月03日 | Ronnie James Dio
クレイグ・ゴールディ加入後、初フルレンスアルバム、4th『Dream Evil』が1987年にリリースされる。レインボーを崇拝するクレイグが持ち込んだ要素はディオを新たなステージへと導いている。ヴィヴィアンとともに作り上げたディオのスタイルが限界を見せはじめていた中、クレイグによって更なるドラマティックな様式美へと昇華している。

●Dream Evil/DIO (1987)
1.Night People
2.Dream Evil
3.Sunset Superman
4.All The Fools Sailed Away
5.Naked In The Rain
6.Overlove
7.I Could Have Been A Dreamer
8.Faces In The Window
9.When A Woman Cries


セールスの不振とツアーでの新興勢力の台頭を見せつけられたロニーは本作を失敗作としたうえで、原因をクレイグに押しつけた。個人的にはフェイヴァリットアルバムは『Holy Diver』だが、最高傑作は『Dream Evil』だと思っている。

追悼ロニー

2010年06月02日 | Ronnie James Dio
83年『Holy Diver』から86年『Intermission』までを総括する4枚組ボックスセットが日本限定で1991年にリリースされた。ディスク1から3までは『Holy Diver』、『The Last In Line』、『Sacred Heart』そのまんまだが、注目すべきはディスク4の『Live Tracks』。『Intermission』から"Time To Burn"を除く5曲のライブ・テイクに加えシングルB面に収録されていたライブ音源6曲を収録。これら6曲は初CD化であり、このボックスセットでしか聴けないないので貴重ではないか。

●Great Box / DIO (1991)
CD1:『Holy Diver』、CD2:『The Last In Line』、CD3:『Sacred Heart』
CD4:『Live Tracks』
1.King Of Rock And Roll (*)
2.Rainbow In The Dark (*)
3.Sacred Heart (*)
4.Medley: Rock 'N' Roll Children/Long Live Rock 'N' Roll/Man On The Silver Mountain (*)
5.We Rock (*)
6.Stand Up And Shout (**)
7.Straight Through The Heart (**)
8.Eat Your Heart Out (***)
9.Don't Talk To Strangers (***)
10.The Last In Line (****)
11.We Rock (****)

(*) : from 『Intermission』
(**) : Monsters Of Rock, Castle Donington, UK on August 20th, 1983
(***) : Coliseum, Spokane, USA on July 24th, 1984
(****) : Spectrum, Philadelphia, USA on September 13th, 1985


83年から86年までの時代ではアナログシングル、特に12"盤にはライブ・テイクがよく収録されていました。まとめると以下のとおりで、そのうち10曲中6曲がこのボックスセットでCD化されたことになります。未CD化音源についても、①83年ドニントン公演はライン録音のブートで聴けますし、④84年フィラデルフィア公演はDVD収録曲なので、気になるのは③85年フィラデルフィア公演の"Like The Beat Of A Heart"だけになります。私はアナログ盤を集めるよりも、今はやりのデラックスエディションでボーナストラックとして収録されるのを期待したいと思います。

①1983年8月20日英ドニントン公演(Monsters Of Rock)
・Stand Up And Shout (**)
・Straight Through The Heart (**)
・Holy Diver(未CD化)
・Rainbow In The Dark(未CD化)

②1984年7月24日米スポケイン公演
・Eat Your Heart Out (***)
・Don't Talk To Strangers (***)

③1985年9月13日米フィラデルフィア公演
・The Last In Line (****)
・We Rock (****)
・Like The Beat Of A Heart(未CD化)

④1984年8月25日米フィラデルフィア公演
・We Rock(DVD収録曲)


追悼ロニー

2010年06月01日 | Ronnie James Dio
クレイグ加入後2曲目の新曲『Hide In The Rainbow』が4曲入りEP(ほかに既発曲3曲"Hungry For Heaven","Shame On The Night","Egypt (The Chains Are Onを収録)"で1986年リリースされる。この曲は映画『Iron Eagle』のサントラにも提供されたが、シングル向きのポップさはなく、むしろダークな曲調。現在この曲はサントラのほかではベストアルバム『Diamonds - The Best Of Dio』で聴くことができる。

●Diamonds - The Best Of / Dio (1992)
1.Holy Diver
2.Rainbow In The Dark
3.Don't Talk To Strangers
4.We Rock
5.The Last In Line
6.Evil Eyes
7.Rock 'N' Roll Children
8.Sacred Heart
9.Hungry For Heaven
10.Hide In The Rainbow
11.Dream Evil
12.Wild One
13.Lock Up The Wolves

ディオ初のベスト盤で主に1st『Holy Diver』から5th『Lock Up The Wolves』の中から選曲されている。数あるベストの中でも全盛期に絞られているため、個人的にはもっとも楽しめるベスト盤。