地震の直後、一度きり電話が通じて“揺れ”での被害が無い事は確認済みでした
しかし、あの日はお客さんを乗せての釣り
海の上に居た時間
船は津波がきたら、一刻も早く沖に逃げなければいけない、津波に向かう形で
そうしなければ早い潮の流れで岸壁に船体をぶつけてしまうから……と昔船乗りのジィちゃん(私の父)に聞いた事がある
でも、それも大きい船の話
父の船外機では…………と半ば諦めていた
弟と冗談で『(湖の様な外を見ながら)こういう時こそお父さん船で助けに来ないとねぇ~』なんて減らず口聞いてました
まさか本当に助けに来るとは
これで一生頭が上がらなくなりました(笑)
三人乗りのボートに四人乗って、幼稚園を出て自分達の住んでいた家を横目にバイパスまで来た時……
東西に伸びる道 見える範囲全てが水面
石巻市の中心部は湖中の街になっていました
避難所の中学校の後ろにある土手まで来ると沢山の人と車
救急車両に救助隊
みんな水面を眺めているだけ
救助を“検討”している間に“行動”すれば……なんて素人は思うんだけどね
まっ、逃げ遅れた母が悪いんだけどさ
ものすごい数の人と車を掻き分け、土手沿いを歩き、一路父の実家のある渡波へ
その道すがら、今回の地震の爪痕の“一部分”を目にしました
その爪痕は大橋を渡り、暗いトンネルを歩き 湊・鹿妻地区に着いた時、息をのみました
折り重なる数十台の車
道路に散乱する魚
全半壊した家屋の数々……
でもこれは爪痕の“一部分”
普段なら車で2~30分の所を瓦礫を避けながら四時間かけて歩き、やっと父の実家に到着
運動不足の母には堪えたぁ
でも、寝転がれる暖かい家
この震災の中で、とても贅沢なものに思えました
暖かい部屋に暖かいご飯
そんな普通の生活がこれまでいかに贅沢だったか…
考えながら、水の恐怖の無い部屋で眠りにつきました
つづく…
しかし、あの日はお客さんを乗せての釣り
海の上に居た時間
船は津波がきたら、一刻も早く沖に逃げなければいけない、津波に向かう形で
そうしなければ早い潮の流れで岸壁に船体をぶつけてしまうから……と昔船乗りのジィちゃん(私の父)に聞いた事がある
でも、それも大きい船の話
父の船外機では…………と半ば諦めていた
弟と冗談で『(湖の様な外を見ながら)こういう時こそお父さん船で助けに来ないとねぇ~』なんて減らず口聞いてました
まさか本当に助けに来るとは
これで一生頭が上がらなくなりました(笑)
三人乗りのボートに四人乗って、幼稚園を出て自分達の住んでいた家を横目にバイパスまで来た時……
東西に伸びる道 見える範囲全てが水面
石巻市の中心部は湖中の街になっていました
避難所の中学校の後ろにある土手まで来ると沢山の人と車
救急車両に救助隊
みんな水面を眺めているだけ
救助を“検討”している間に“行動”すれば……なんて素人は思うんだけどね
まっ、逃げ遅れた母が悪いんだけどさ
ものすごい数の人と車を掻き分け、土手沿いを歩き、一路父の実家のある渡波へ
その道すがら、今回の地震の爪痕の“一部分”を目にしました
その爪痕は大橋を渡り、暗いトンネルを歩き 湊・鹿妻地区に着いた時、息をのみました
折り重なる数十台の車
道路に散乱する魚
全半壊した家屋の数々……
でもこれは爪痕の“一部分”
普段なら車で2~30分の所を瓦礫を避けながら四時間かけて歩き、やっと父の実家に到着
運動不足の母には堪えたぁ
でも、寝転がれる暖かい家
この震災の中で、とても贅沢なものに思えました
暖かい部屋に暖かいご飯
そんな普通の生活がこれまでいかに贅沢だったか…
考えながら、水の恐怖の無い部屋で眠りにつきました
つづく…