身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

都市に住む現代人であっても地球への敬意を大切に。 松田 照之

新緑の美しい季節・・・我が家の緑

2018年04月11日 15時19分15秒 | その他
春も深まり、今年芽吹いた新梢の葉も大きく広がり、新緑の美しい季節となりました。
我が家でも木々や草花の新緑が美しいです。
こうした自然のものたちと、いつもふれあっていたいとの願いもあって、昔この地域にも生育していたような木々や草花を自宅で育てています。


ヤマボウシ(ミズキ科)
ミズキ科の樹木ではハナミズキが有名ですが、あれは日本原産の樹木ではありません。
私は日本原産で実も食べられる、こちらのヤマボウシの方が好きで、昨年植木市で購入しました。
新緑が美しいです。


イロハモミジ(ムクロジ科)
「紅葉」と書いて「もみじ」と読むほど、紅葉(こうよう)の美しい樹木として有名ですが、新緑も美しいです。
モミジはカエデとも言いますが、カエデの名はカエルの手から来ているらしいです。


ショウブ(サトイモ科)
五月の節句の際、しょうぶ湯としてお風呂に入れるショウブも家で育てていますが、新緑が綺麗です。
水生植物なので、たらいの小さな池で育てています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハナイカダ

2018年04月11日 10時45分32秒 | その他
今、身の回りの緑が、自然が、自然の生きものたちが、急速に姿を消していっているのを感じているので、自宅に緑を増やしています。
恵まれて、我が家には狭いながらも庭があるので、そこに昔近所にも生えていたような木々や植物を収集して植えているのです。
買ってきたものもあれば、知人から譲り受けたものもあります。

その中で、ハナイカダが今年も花を付けました。
これは一昨年、横浜の植木市で購入したもの。
葉の上に花が咲くため、花の乗っているいかだに見立ててこの名があります。

何年か前の今頃の季節、高尾山に行き植物の写真を撮っていたところ、二人組の女性に「葉っぱに花が咲く気があるって聞いたんですけど・・・。」と尋ねられました。高尾山では、まずまず人気があるようです。
県立四季の森公園でも人気のある植物で、来園者にすぐ実を採られてしまうのだと聞きました。

葉の上に花が咲く植物なんて珍しいですし、人気のあるのもわかります。私も好きな植物の一つです。

でもこれ、小学生のころ学校の敷地内にも生えていたんですよ!
それなのに、薮だということだからでしょうか、今ではすっかり刈られて、サクラとその他低木が植栽されています。
私はサクラとかツツジとか植栽されたありきたりな緑ではなく、自然の中の多様な植物の方が大事なのではないかと思うのですが。


ハナイカダの雄株

ハナイカダの雌株

ハナイカダはハナイカダ科の落葉低木で、雄株と雌株とに分かれています。
我が家のはまだ50cmほどの高さしかありませんが、樹高2mくらいになります。



ハナイカダの雄花(上)と雌花(下)
小さくて地味なのですが、確かに花です!



雄花にも雌花にも小さなアリが顔を突っ込んでいるものがありました。
アリは蜜を舐めているのでしょうか。
こうして花粉が運ばれて受粉し、実が成るのですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昨日、ショックで悲しかったこと

2018年04月11日 07時44分38秒 | 6-2.思ったこと・考えたこと
昨日スーパーに買い物に行き、ショックで悲しく感じられることがありました。

暖かくなってきたから、季節的に植物を育てたり庭のお手入れをする人が多くなってきたからだと思うのですが、じょうろや肥料を販売してるコーナーがありました。
で、その中に殺虫剤や除草剤もあったのです。
野菜を育てるのに葉を食べるい芋虫、毛虫(これらはチョウ・ガ類の幼虫なのですが)を殺すための農薬をかける。・・・それはわかります。
でも害虫の中にカタツムリ、アリ、コオロギまでが取り上げられていたんです。
なんでカタツムリが、アリが、コオロギが害虫なんですか?!

私ははこんな殺虫剤など買い求めようとはしないし、今までホームセンターでしか見たことなかったような気がするので、それほどは気になっていませんでした。
しかしながらスーパーで売られていて、一般の人たちに普及していることを知って、ショックとともに悲しくなったのです。

●カタツムリ・・・陸生の巻貝で有名な童謡もあるくらい、日本人はカタツムリに親しみを感じて来たのではないですか?
森林が少なくなってる市街地では空中湿度が少ないため、食害を出すような大きさまでカタツムリは育たないと思うのですが。

●コオロギ・・・秋に秋らしく虫の音を奏でてくれるコオロギをなんで殺してしまうのですか?コオロギが人にどんな害を与えるっていうのですか?日本人はこうした秋の虫や虫の音に親しみを感じてきたのではないですか?

●ムカデ・・・人家に入って部屋の隅に隠れてて、噛みついたり人に害を与えるような大きなムカデは今はまず見かけません。
小さなムカデや、草食性のおとなしいヤスデを殺そうというのでしょうか。

●ナメクジ・・・確かに気持ちのよい生きものではないかもしれません。でも、家にもいますが、健康な植物に害は出さないはずです。

●ダンゴムシ・ワラジムシ・・・なんで、彼らが害虫!?
落ち葉などを土に帰してくれる、大事な土壌動物だと思うのですが・・・。

人家といえども一歩戸外に出れば、庭なども戸外。大空や大地と繋がっています。
そこには昆虫だって飛んで来るし、小鳥だって飛んでくるはずです。
それがいけないことなんですか?
日本人は元来農耕民族で、里山で自然と共存した持続可能なライフスタイルを持っていたはず。
その中で、いろいろな生きものたちに親しみを感じてきたはずなのですが・・・。

私も昨日は仕事が休みで、庭の手入れをしていました。
ダンゴムシもいたし、ワラジムシもいました。小さなムカデやヤスデもいましたし、トカゲも見かけました。
それを見て我が家の土壌は健全だと思いました。
このように、身近に生きものたちがいることを私は正常な環境と感じ、嬉しくなります。

限りある命を持つ生きものたちを殺しまくることに関し、こうした殺虫剤等を使用する人たちは何も罪悪感を感じないのかなと思うと、とても悲しく、また恐ろしくなります。
温暖化などよりも、こうしたことの方が生きものたちを滅ぼし、生物多様性を失わせる環境問題の原因となっているのではないでしょうか。
こんな日本、日本人になってしまったことを大変残念に思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする