「里山」や「生物多様性」が話題となっています。
つい先日もTwitter(現X)で「生物多様性」がトレンドに入っていました。
横浜は既に充分に都市化されていると思うのですが、それでもまだ開発、再開発と言われています。その一方で「里山」や「生物多様性」に関心を持つ人々は、ちゃんといるのだなぁと思わされました。
里山環境と里山文化というのは、とても大切なものです。なぜなら、それらが自然環境と共存する持続可能な社会の模範、お手本と言われているからです。
2010年に愛知県で開催されたCOP10 (生物多様性条約締結国会議 第10回)で里山での生活様式が生物多様性の保全と人の暮らしとが両立するということが示され、その後、里山ブームが起きました。
私たち日本人は、古い時代から近代までの長い間、里山で暮らしてきたのですが、明治時代に西洋文化を取り入れてから、その里山環境を壊して都市を築いてきました。
里山は不毛の地でないのに、開発の上では単なる開発用地。壊して更地にしてから建設するためです。
しかし、その都市も周囲に自然環境がなくては成り立つことができません。首都や近郊の都市は、周辺の里山環境の残っている地域から水道水が取水されてきたり、田畑で育てられた農作物が運送されてくるから成り立つことができるのです。
そこで、どこもかしこも都市として発展したいと言って都市化していってしまっったら、、、。もしそうしていったなら、ここでお話ししたくないほど悲惨な予測もされています。
なので、今都市となっている地域もこれ以上の自然破壊を止めたり、自然環境を取り戻したりすうること。そして何より私たち自身が自然に帰ることのできる状態になっておく必要があると思います。
里山は、ご実家が田舎にある人にとってはもちろん、そうでない人にとっても、私たち日本人の故郷なのですから。
ヤゴ救出もそうした活動の一環。身近な自然の生きものたちとふれあう活動です。