一昨日の2月19日は旧暦では1月10日で、二十四節気の雨水となりました。
これは「あまみず」と読むのではなく「うすい」と読みます。
一般的に季節は四つに分けられていて春夏秋冬の四つがありますが、二十四節気では一年間の季節が二十四に分けられています。
雨水(うすい)は、この24ある季節のうちの一つで立春の次に来ます。冬の間は雪が降っていたのが雨に変わり、積もっていた雪や地面の凍った霜や水面に張っていた氷も解け出して水になる頃ということを意味します。
雨水の季節(節気)は新暦の日付では今年は2月19日~3月4日までの約2週間ですが、旧暦では1月10日~1月24日に当たります。
旧暦では、1年で一番寒い時期と言われる大寒が12月24日で終わり、12月25日から立春となります。(大寒も立春も二十四節気の季節の一つです。)
旧暦は新暦よりも一ヶ月と十日ほど遅い日付となっています。
お正月というと「新春」であるとか「春迎」といった言葉が使われますが、これは二十四節気に基づく風習なのでしょう。
新暦だと大寒は1月末にやってくるので、お正月に「新春」とか「迎春」と言った言葉が使われるのはしっくりきませんが、こうした言葉は旧暦で日本の社会が営まれていた頃の名残なのでしょう。旧暦で考えた方がしっくりくるわけです。