「菊名池公園の自然と生きもの展」終了後の課題として考えていた、菊名池の生きもの自然調査。
今回は池の水深とワナによる小型魚介類の捕獲を行ないました。
水深の調査結果は以下のとおりです。
今の菊名池には浅瀬がないことが明確になりました。
菊名池から絶滅または絶滅に近い状態となっている小魚、小エビ、植物が、再び生えてきたり数を増やしたりすることがなかなかできずにいるのは、このことが原因していると考えられます。
部分的に水深の浅めのヵ所もありますが、全体として池の淵からすぐに0.8m程度の水深になっているのです。
池には元々、いろいろな生きものたちが生息しているものです。そしてこれらの生きものたちはそれぞれ、いろいろな環境に生息します。
水深もその環境の一つ。菊名池元来のいろいろな生きものたちが菊名池に住み続けていけるようにするためには、水深の浅い場所、深い場所…と、いろいろな水深が必要です。
近年話題となっている生物多様性の保全。それはその土地元来のいろいろな生きものが生息し続けていくことができるように、いろいろな環境(生息環境)を回復させたり、維持していくことなのです。
生きものの調査に関してですが、次のような経緯があります。
2008年にハスが菊名池の全水面を優占して以来、菊名池に昔から生息している生きものたちは絶滅またはそれに近い状態となっていました。
それが今年2011年はバンが7年ぶりに子育てをしたり、今回調査(2011年9月27日調査)でトウヨシノボリが1匹のみ確認されたりなど少しずつは回復してはいます。
しかし、限界もあることは確か。
以前のような生息に適した環境ではないのに、なんとか適応し子孫を絶やさないようにしようとする野生生物の力強さに、私たちがどう応えるかだと思います。
今回は池の水深とワナによる小型魚介類の捕獲を行ないました。
水深の調査結果は以下のとおりです。
今の菊名池には浅瀬がないことが明確になりました。
菊名池から絶滅または絶滅に近い状態となっている小魚、小エビ、植物が、再び生えてきたり数を増やしたりすることがなかなかできずにいるのは、このことが原因していると考えられます。
部分的に水深の浅めのヵ所もありますが、全体として池の淵からすぐに0.8m程度の水深になっているのです。
池には元々、いろいろな生きものたちが生息しているものです。そしてこれらの生きものたちはそれぞれ、いろいろな環境に生息します。
水深もその環境の一つ。菊名池元来のいろいろな生きものたちが菊名池に住み続けていけるようにするためには、水深の浅い場所、深い場所…と、いろいろな水深が必要です。
近年話題となっている生物多様性の保全。それはその土地元来のいろいろな生きものが生息し続けていくことができるように、いろいろな環境(生息環境)を回復させたり、維持していくことなのです。
生きものの調査に関してですが、次のような経緯があります。
2008年にハスが菊名池の全水面を優占して以来、菊名池に昔から生息している生きものたちは絶滅またはそれに近い状態となっていました。
それが今年2011年はバンが7年ぶりに子育てをしたり、今回調査(2011年9月27日調査)でトウヨシノボリが1匹のみ確認されたりなど少しずつは回復してはいます。
しかし、限界もあることは確か。
以前のような生息に適した環境ではないのに、なんとか適応し子孫を絶やさないようにしようとする野生生物の力強さに、私たちがどう応えるかだと思います。