身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

2024年1月の活動から:三ツ池公園でのジャガイモ植え付け準備

2024年02月19日 20時13分43秒 | 新カテゴリー:6.里山環境と里山文化に関して

今年に入って1月の活動です。1月24日、三ツ池公園で農業体験活動が行なわれたので、お手伝いも兼ねて取材に行ってきました。

三ツ池公園の分区園iには農業体験ゾーンがあります。ここでジャガイモの耕作をするということで、今回はその準備のために畑を耕す活動をしました。 

分区園には色々な野草たちも生えています。これは食べられる野草ノビル。長ネギのように細長い葉が筒状に丸まっていて、ニラのような特有の匂いがあるのが特徴です。

ノビルを掘り上げると球根が出てきます。球根はピリッと辛みがあっておいしく、葉の部分もアサツキのように納豆や冷やっこなどの薬味になります。

これはスイセンです。葉が細長く球根があるという点ではノビルと同じですが、スイセンには毒性成分があり、食べると死亡する場合もあるそうです。

食べられる野草を食べる場合、詳しい人に教えてもらうなど経験を積んで、似た野草との見分け方が確実にわかるようになってから食べるようにしましょう。こうした畑を含め、戸外には色々な自然の植物や栽培植物が生えているものなのです。

今回の行なうのは、次回2月の活動で行なう植え付けの準備で、畑を耕す活動です。

こちらのグループでは長い木の根が出てきたので、取り除きます。

耕した後は土壌改良剤として苦土石灰をまきます。

まいた苦土石灰をすきこみます。今回初めて参加のこの男の子も腰の入った良いフォームで頑張っています。

地面をならして、今回の作業の仕上げです。

私たち日本人は元々農耕民族です。縄文・弥生時代から近代までの長い間、里山と呼ばれる環境で、自然環境と調和した持続可能な生活を営んできました。それらが失われることは自然と共存する文化とその環境とが失われることを意味します。今回お手伝いと取材とをさせてもらって、こうした畑の活動も里山環境と親しみながらその大切さを学ぶ一環と感じました。次回も楽しみにしています。

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